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稀勢、あっさり2敗 「待った」で気勢そがれ…玉鷲になすすべなく/秋場所

稀勢、あっさり2敗 「待った」で気勢そがれ…玉鷲になすすべなく/秋場所

特集:
稀勢の里
玉鷲の突き、押しにあっけなく土俵を割る稀勢の里(左)。2敗目を喫し、支度部屋では無言を通した(撮影・菊本和人)

玉鷲の突き、押しにあっけなく土俵を割る稀勢の里(左)。2敗目を喫し、支度部屋では無言を通した(撮影・菊本和人)【拡大】

 大相撲秋場所中日(16日、両国国技館、観衆=1万936)8場所連続休場から復帰し、進退を懸ける横綱稀勢の里(32)は小結玉鷲(33)に押し出され、2敗目。横綱白鵬(33)、鶴竜(33)はともに全勝を守って勝ち越した。大関とりの関脇御嶽海(25)は2敗目を喫した。2横綱を、初黒星を喫した大関高安(28)、豪栄道(32)の両大関、平幕北勝富士(26)と竜電(27)を加えた4人が1敗で追う。

 呼吸を止める。体内に高めた真空のエネルギーをぶつけようとしたそのとき、気勢がそがれた。立ち合い。裁いた三役格行司、式守勘太夫が行司待った。再び仕切り線へ戻る稀勢の里は1度、力なく首を前に倒した。

 玉鷲は左の拳をつき、右拳をつくタイミングをはかっていた。稀勢の里は両拳をついて立ったが、相手が応じきれず、力を抜いたようにみえた。

 勝負規定では両拳をつくことを原則としているが、繊細な一連の流れもある。土俵下で審判長を務めていた阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は「稀勢の里が最高の立ち合いをやって(玉鷲の当たりを)食い止めるとみていたので…。そこ(待ったの影響)は大きかったと思う」。

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  • 稀勢の里(右)と玉鷲は立ち合いで呼吸が合わず、行司が待ったをかけた(撮影・大橋純人)
  • 玉鷲に敗れて2敗目を喫し、支度部屋でさえない表情の稀勢の里=両国国技館
  • 玉鷲に敗れた稀勢の里=両国国技館(撮影・大橋純人)
  • 玉鷲が押し出しで稀勢の里を破る=両国国技館(撮影・菊本和人)
  • 竜電が寄り切りで北勝富士を破る=両国国技館(撮影・大橋純人)
  • 支度部屋で笑顔を見せる玉鷲=両国国技館(撮影・大橋純人)
  • 高安(手前)が引き落としで正代に敗れる=両国国技館
  • 横綱通算800勝を達成した「白鵬メーター」を手に笑顔を見せる白鵬=両国国技館(撮影・大橋純人)
  • 勢が押し出しで御嶽海を破る=両国国技館(撮影・大橋純人)
  • 勢に押し出しで敗れた御嶽海=両国国技館(撮影・大橋純人)
  • 新序出世でお披露目された三力士。(左から)矢田、澤田、龍我=両国国技館(撮影・大橋純人)
  • 白星を挙げ、記者に囲まれる宇良=両国国技館(撮影・大橋純人)