2018.9.16 05:02

桃田が世界1位圧倒!男子単日本勢2度目決勝進出/バドミントン

桃田が世界1位圧倒!男子単日本勢2度目決勝進出/バドミントン

ラケットを巧みに操り、決勝進出を決めた桃田。金メダルを目指す2年後の五輪会場での“予行演習”は着々だ 

ラケットを巧みに操り、決勝進出を決めた桃田。金メダルを目指す2年後の五輪会場での“予行演習”は着々だ 【拡大】

 バドミントン・ジャパン・オープン第5日(15日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)各種目の準決勝を行い、男子単では世界選手権覇者で世界ランキング4位の桃田賢斗(24)=NTT東日本=が同1位のビクター・アクセルセン(24)=デンマーク=にストレート勝ち。この大会の同種目で日本選手として5年ぶり2度目の決勝進出を果たした。初優勝を狙う決勝では同26位のコシット・フェトラダブ(24)=タイ=と対戦する。

 感謝を表すように客席へ向けて拳を掲げた。2年後の東京五輪本番と同じ会場で、桃田が世界ランキング1位のライバルを圧倒した。

 「最後は気持ちの勝負。強い気持ちで勝ち切ることができました」

 納得の表情を見せた。

 数字ほど楽勝だったわけではない。「この会場はシャトルが飛ばず、スマッシュも返されて長いラリーになった。決まりそうで決まらず、メンタルを削られた」。そう振り返る第1ゲームは13-17とリードされ、「心が折れそうになった」。

 だが場内を埋めた観客の「桃田、頑張れ!」という声に支えられた。6連続得点で逆転して奪取。第2ゲームは相手の体力が落ちたところで差を広げた。「第1ゲームを取られていたらどうなっていたか。声援のおかげで踏ん張れた」。

 この半年で世界ランキング8位以内の全選手に勝利。1位のアクセルセンには復帰後初対決だった5月のトマス杯以降、3連勝とした。今や最強の存在として、2年後の金メダル獲得への期待はいやが上にも高まる。

 「アクセルセンには、最初は当たって砕けろだったが、今は『勝てるだろう』くらいの雰囲気を(報道の)皆さんに出されている」と苦笑する桃田。このまま2年後を迎えられるほど甘くはないと熟知している。

 「研究されて苦しくなると思うけれど、それを逆手に取れるくらいに成長しないと」。東京へのシミュレーションはできつつある。2年後、同じ会場で最高の瞬間を迎えるために、まだまだ上を目指す。 (只木信昭)

★桃田発案でチャリティー

 7月の西日本豪雨や北海道地震を受け、大会では15、16の両日、会場でチャリティーオークションを実施。これを発案したのが福島・富岡高時代に東日本大震災を経験した桃田だ。「少しでも力になれないかと」。当初は奥原ら同期で進めたが、女子単で決勝に進出した奥原が海外選手にもサイン入りユニホームやラケットの提供を求めるなど話を進めた。桃田は「ほとんど奥原にやってもらいました」と照れ笑いした。

  • 桃田賢斗・今大会男子単の勝ち上がり