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日本勢単初!大坂が四大大会V、憧れセリーナをストレート撃破/全米テニス

日本勢単初!大坂が四大大会V、憧れセリーナをストレート撃破/全米テニス

特集:
大坂なおみ
涙を流した大坂(手前)は、これまで支えてくれた母の環さんと熱い抱擁を交わした(AP)

涙を流した大坂(手前)は、これまで支えてくれた母の環さんと熱い抱擁を交わした(AP)【拡大】

 大会後の世界ランキングで自己最高7位に上昇し、日本女子では1995年11月に伊達公子がマークした4位に次ぐ歴代2位となる。日米の国籍を持つ大坂は母・環(たまき)さんの生まれ故郷の日本代表として、2年後には大好きな東京での五輪が待ち受ける。「まだ実際に起きたこととは思えない。何日かたてば実感すると思う。一歩ずつ進んでいきたい」。新たな歴史をつくった日本のエースはまだ20歳。しばらくは夢見心地でいる。

自身の公式サイトでコメントした元プロ選手の松岡修造氏「なおみさんにとって夢の舞台(全米オープン)で、夢の選手(セレナ)を制し、夢を達成した! まさにDreams Come True!」

★3歳で米移住、15歳でプロに

 ハイチ出身で米国人の父・レオナルドさんと日本人の母・環(たまき)さんとの間に生を受けた大坂は、3歳でラケットを握った。出身は大阪市中央区。自宅近くの靱(うつぼ)テニスセンターで、現在はプロ選手の姉・まりとともに競技経験のない父の手ほどきを受けた。

 3歳で米国に移住し、ニューヨークで暮らした。専門のクラブやアカデミーで育つ選手が大半だが、大坂は全米の会場に隣接する金銭のかからない公営コートをかつての練習場とした。

 8歳で拠点をフロリダへ。大坂姉妹は国際連盟主催の世界ジュニアツアーには出場せず、あえて一般の試合に出て腕を磨いた。ジュニアではなく、シニアの試合で経験を積んだ米国のウィリアムズ姉妹が手本だった。

 2013年に15歳でプロ転向。16年には男子の錦織と同じ日清食品と所属契約を結んだ。今年3月のBNPパリバ・オープンでツアー初優勝を飾り、その後のマイアミ・オープンで初対決したセリーナを撃破。自身11度目の四大大会となった全米で、ついに頂点に立った。

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  • 大坂が日本テニス界の歴史を塗り替えた。力強いプレーで、セリーナを圧倒した(共同)
  • 憧れのセリーナ(左)を撃破した大坂。抱き合って健闘をたたえ合った(AP)
  • 大坂とS・ウィリアムズの比較
  • 大坂VSS・ウィリアズムのスタッツ
  • 大坂なおみ・四大大会単成績
  • 大坂なおみ・今大会の勝ち上がり
  • 女子テニス・単世界ランク上位
  • 大坂はトロフィーに歓喜のキス。女子テニス界に「なおみ時代」の到来を予感させた(USATODAY)
  • 全米オープンテニスの女子シングルスで初制覇を果たし、トロフィーを手に笑顔の大坂なおみ=ニューヨーク(共同)
  • 全米オープンテニスの女子シングルスで初制覇を果たし、トロフィーを持つ大坂なおみ。左はセリーナ・ウィリアムズ=ニューヨーク(共同)
  • 女子シングルス決勝で初制覇を果たし、セリーナ・ウィリアムズ(左)と抱き合う大坂なおみ=ニューヨーク(共同)
  • 女子シングルス決勝で初制覇を果たし、トロフィーを掲げる大坂なおみ=ニューヨーク(共同)