2018.9.9 05:02

日本ボクシング連盟、新会長に内田氏選出 プロ選手の東京五輪出場可能へ

日本ボクシング連盟、新会長に内田氏選出 プロ選手の東京五輪出場可能へ

日本ボクシング連盟の会長に就任した内田氏は、さっそく改革案を披露した 

日本ボクシング連盟の会長に就任した内田氏は、さっそく改革案を披露した 【拡大】

 助成金流用などの問題で山根明氏(78)が会長を辞任した日本ボクシング連盟は8日、東京都内で臨時総会、理事会を開いた。宮崎県連盟会長で日本オリンピック委員会(JOC)、スポーツ庁などに不正を告発した「日本ボクシングを再興する会」の内田貞信氏(45)を新会長に選出した。

 記者会見した内田新会長は「選手ファーストで透明性のある団体をつくっていきたい。全国の方と協力してやっていく」と述べ、「各都道府県の意見を吸い上げるため、意見箱を設けたい」などと改革案を示した。

 臨時総会では新たに26人の理事を選び、今後、東北、関東など全国9ブロックの連盟から理事が追加で選ばれる予定。前体制の理事は再任されず、関係者は「山根派が一掃された」と語った。

 前体制で認められなかったプロ経験者のアマチュア選手登録解禁への動きを進める。解禁されれば、2020年東京五輪出場が可能となる。ガバナンス(組織統治)強化のため、現在の一般社団法人からより透明性の高い公益法人への移行、2023年から隔年開催に格下げされることが決まった国体での毎年開催も目指す。

 連盟の最高顧問については、日本オリンピック委員会(JOC)副会長の橋本聖子氏(53)、西村康稔内閣官房副長官(55)に就任を打診している。

 一連の問題では真相究明のための第三者委員会が設置され、28日までに調査結果と今後の組織運営について文書での報告が求められている。

★過去に有罪判決も反対する意見出ず

 新会長に選出された内田氏は臨時総会で、自らの過去を明かした。2015年5月に脅迫、強要で執行猶予3年の有罪判決を受けたことを出席者に説明。内田氏はこの件について、報道陣に対して自ら説明しなかったが、顧問に就任した戸田祐典弁護士は「反対する意見は出なかった。むしろ、リーダーシップを高く評価された」と問題視されなかったと説明した。

  • 日本ボクシング連盟の山根会長を巡る不正問題の動き