2018.9.8 05:01

【坂井利郎レジェンドeye】大坂なおみ、ブレークポイント13度のピンチよく我慢した

【坂井利郎レジェンドeye】

大坂なおみ、ブレークポイント13度のピンチよく我慢した

特集:
大坂なおみ
女子シングルス準決勝 マディソン・キーズと対戦、第1セットを奪ってガッツポーズする大坂なおみ=ニューヨーク(共同)

女子シングルス準決勝 マディソン・キーズと対戦、第1セットを奪ってガッツポーズする大坂なおみ=ニューヨーク(共同)【拡大】

 テニス・全米オープン第11日(6日=日本時間7日、ニューヨーク)女子単準決勝で大坂なおみ(20)=日清食品=が昨年準優勝のマディソン・キーズ(23)=米国=をストレートで下し、四大大会の単で日本女子初の決勝進出を果たした。

 「よく我慢した」の一言に尽きる。13度もあったブレークポイントのピンチを全てセーブできたのは奇跡だ。大坂はサーブがよくメンタルも強く、動きも軽かった。

 2年前に同じ全米で嫌な負け方をしていたが、相手の強打に低いバウンドで対応し、相手のパターンにもっていかれないようにしていた。サーブを打った後にキュキュッと必ず細かいフットワークを入れていて、昨年よりシェイプアップした体の動きの良さが光った。

 決勝の相手はセリーナ。大坂が強打に対してカウンターショットを前後左右に散らすことができれば、動きの勝負に持ち込める。そうなれば大坂にも勝機はある。コーチのバイン氏はセリーナの元コーチ。そこはセリーナも気になるだろう。

 大坂は3月に出産から復帰直後のセリーナに勝ったが、その頃とは違いセリーナの状態は万全に近い。四大大会決勝という独特の舞台で経験、知識、強打、得意のネットプレーを駆使して一気に押し込んでくるだろう。全体を見れば劣勢だ。それでも大坂には勢いがある。ワンチャンスを生かさなければ四大大会のタイトルは取れない。ここが最大のチャンスだ。 (日本テニス協会常務理事)

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