2018.9.4 05:02

塚原夫妻の謝罪に宮川驚きも…代理人・山口弁護士、幕引きしない/体操

塚原夫妻の謝罪に宮川驚きも…代理人・山口弁護士、幕引きしない/体操

宮川紗江

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 体操のリオデジャネイロ五輪女子代表、宮川紗江(18)が日本協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)らからパワハラを受けたと訴えた問題で、宮川の代理人を務める山口政貴弁護士は3日、テレビ各局の情報番組に出演。前日2日に塚原強化本部長と、夫で日本協会副会長の光男氏(70)が連名で出した「宮川に謝罪したい」とする文書に驚きを表した。一方、これで問題は解決しないと強調し、協会に改革を求めていく考えを示した。

 塚原夫妻の代理人弁護士から、2日夕に突然、送られてきた謝罪の意向を示す文書。3日、日本テレビ系情報番組「スッキリ」に出演した山口弁護士は、文書を見た際の驚きを振り返った。

 「ファクスを見て、非常にビックリしました」

 文書は宮川にもメールで送ったそうで、「宮川選手も、こういう進展になるとは思っていなくて驚いたというところ。どう対応していいか分からないというお話だったので、協議して決めようかと思っております」

 8月31日の文書で、宮川の告発内容をほぼ全否定した塚原夫妻。“証拠”として録音していた宮川とのやりとりの音声データを、一部テレビを通じて公表するなど、対決姿勢を取っていたが、2日の文書で一転。「宮川紗江選手に対して直接謝罪をさせて頂きたい」と低姿勢を取った。ただ、塚原強化本部長が監督を務める朝日生命クラブへの引き抜きや、パワハラ自体は認めていない。

 山口弁護士は「仮に謝罪を受け入れたとして、これで終わりですということは本意ではありません。単に謝罪だけ受け入れて終わりというような結論にはならないと思います」と言明。

 番組の司会者から解決の前提は協会の体制改革かと水を向けられると、「協会の体質なども言及していきたい。そこが確保できない限りは幕引きにはならない」と抜本的な体制改革を求める考えを強調。文書への対応は近日中に明らかにするとした。

  • 塚原千恵子本部長と宮川紗江両者の言い分