2018.9.1 05:02

稀勢、評価真っ二つ…舞の海氏「全然いい」、北の富士氏「バタバタ」

稀勢、評価真っ二つ…舞の海氏「全然いい」、北の富士氏「バタバタ」

特集:
稀勢の里
稽古総見で4勝4敗だった稀勢の里。その内容に“賛否”が別れた(撮影・中井誠)

稽古総見で4勝4敗だった稀勢の里。その内容に“賛否”が別れた(撮影・中井誠)【拡大】

 9月の大相撲秋場所(9日初日、両国国技館)へ向けた横綱審議委員会の稽古総見が31日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32)は横綱、大関陣と8番取って4勝4敗だった。その内容について、周囲の見解は明暗真っ二つに割れた。

 闘志がほとばしる。大関豪栄道に顔を張られた稀勢の里が、顔面を紅潮させて押し返す。元結(もっとい)が緩んでまげが崩れ、振り乱しながら押し出すと気合の一声を発してにらみつけた。

 「(顔面を)張られたので。久しぶりにああいう(激しい)相撲が取れて気持ちよかった」

 年6場所制が定着した昭和33年以降、横綱として最長の8場所連続休場からの復活を目指す横綱は、秋場所で進退をかける意向。大相撲解説者、舞の海秀平氏(50)=元小結=は「先場所前より全然いい。崖っぷちの覚悟も伝わってきた」と評価した。一方、北の富士勝昭氏(76)=元横綱=は「2、3番は気力がみえたが、まだまだ。バタバタしている」と不安視する。

 稀勢の里は「これがいいきっかけになってくれれば。まだよくなると思うし、楽しみ」。自身も道半ばにいる。 (奧村展也)