2018.9.1 05:02

体操パワハラ問題 塚原夫妻、宮川の内容ほぼ全否定…5ページ文書で反論

体操パワハラ問題 塚原夫妻、宮川の内容ほぼ全否定…5ページ文書で反論

5ページに及ぶ書面で宮川に反論した協会の塚原千恵子本部長

5ページに及ぶ書面で宮川に反論した協会の塚原千恵子本部長【拡大】

 体操の2016年リオデジャネイロ五輪女子代表、宮川紗江(18)の“パワハラ告発”問題で、日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)と夫で協会副会長の光男氏(70)が31日、宮川の告発内容をほぼ全否定する5ページの文書を発表した。宮川とのやりとりを録音した“証拠”もあると明示。一方の宮川もテレビ番組に出演して自身の“証拠”を挙げ再反論。混迷の度合いは深まった。

 互いの主張の溝は埋まらない。塚原本部長は文書で、18歳の宮川を会見するまで追い込んだことに「責任がある」と謝罪。ただ、“パワハラ”については否定した。

 宮川が問題とした7月15日の面談で、速見佑斗コーチ(34)に比べ「100倍よく教えられる」との発言をしたという宮川の主張は全面否定。速見氏に暴力行為があったため「あのコーチは駄目」と言っただけだとした。

 自身が率いる朝日生命クへの勧誘も否定し、「五輪に出られなくなる」との発言も成績が振るわない宮川に奮起を促す趣旨だったと釈明。特に宮川が訴えた「高圧的な態度だった」との主張については、“証拠”の存在を明示した。やりとりを記録した音声データがあるとして、データを聞けば「高圧的な態度ではないことが分かる」と強調した。

 この日、フジテレビ系「プライムニュースイブニング」(月~金曜後4・50)など各局報道番組の中で、塚原本部長の代理人弁護士から提供されたという音声データが流された。問題とされる7月15日ではなく翌16日のものといい、宮川側が「高圧的だった」と主張するやり取りと符合するかどうかは不明。ただ公開された部分では塚原本部長は落ち着いた諭すような口調で話していた。

 塚原本部長側は音声データを他の証拠とともに問題を調査する第三者委員会に提出し、自らの潔白を訴えていくという。

  • 塚原千恵子本部長と宮川紗江の両者の言い分
  • 塚原夫妻の比較