2018.8.27 05:03(1/2ページ)

9秒台惜しかった!山県、自己ベストタイ10秒00で「銅」/アジア大会

9秒台惜しかった!山県、自己ベストタイ10秒00で「銅」/アジア大会

特集:
アジア大会
山県(右)が大一番で集中力を発揮。金メダルに届かなかったが、自己ベストに並ぶ10秒00をマークした(撮影・納冨康)

山県(右)が大一番で集中力を発揮。金メダルに届かなかったが、自己ベストに並ぶ10秒00をマークした(撮影・納冨康)【拡大】

 ジャカルタ・アジア大会第9日(26日、インドネシア・ジャカルタほか)男子100メートル決勝で山県亮太(26)=セイコー=は追い風0・8メートルの条件下、日本歴代2位の自己ベストに並ぶ10秒00で銅メダルだった。蘇炳添(28)=中国=が9秒92の大会新記録で制した。ケンブリッジ飛鳥(25)=ナイキ=は10秒36の準決勝2組3着で敗退した。女子マラソンで野上恵子(32)=十八銀行=が2時間36分27秒で銀メダルを獲得。男子十種競技では右代啓祐(32)=国士舘ク=が7878点で、この種目の日本勢で初の2連覇を達成した。

 アジア最速の称号を懸けたレースで壁にはね返された。フィニッシュを飾ってから2分。電光掲示板にようやく表示されたタイムは「10秒00」。56年前のジャカルタ大会でもメイン会場だった由緒あるブンカルノ競技場での蘇炳添との勝負は、0秒08差で敗れた。銅メダルにも山県に笑顔はない。

 「悔しい気持ちでいます。スタートの瞬間に蘇選手の存在を感じたけど、ついてはいけた」

 午後7時前の準決勝を通過し、2時間半後の決勝へ。鋭い出足は互角。だが、好敵手とは50メートルすぎの加速が違う。一気に離された。主要国際大会の直接対決は3勝4敗となった。

 世界選手権の2大会連続ファイナリストで、今季2度も9秒91のアジア記録をマークしたライバルとの決戦だった。「世界の8人に残るための大きな山場」。日本選手団の主将は2020年東京五輪の決勝進出へ格好の腕試しと位置づけたが、壁は高かった。

 7月の欧州遠征には、コンディション強化を一任する仲田健トレーナーを帯同させずに臨んだ。東京五輪を見据えた選択だ。本番でチームスタッフの入場パスが限られれば、サポートを受けられる保証はない。自らで調子を整えるテストだったが、左内転筋を負傷。失意の帰国も26歳をたくましくした。

【続きを読む】

  • 銅メダルの山県亮太=インドネシア・ジャカルタのブンカルノ競技場(撮影・松永渉平)
  • 男子100メートル決勝・上位成績