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マラソン日本、復活へ光!井上が32年ぶり「金」/アジア大会

マラソン日本、復活へ光!井上が32年ぶり「金」/アジア大会

特集:
アジア大会
男子マラソンで優勝した井上。ゴール時は30度だったが、暑熱対策はバッチリ(撮影・松永渉平)

男子マラソンで優勝した井上。ゴール時は30度だったが、暑熱対策はバッチリ(撮影・松永渉平)【拡大】

 ジャカルタ・アジア大会第8日(25日、インドネシア・ジャカルタ)男子マラソンで井上大仁(ひろと、25)=MHPS=が2時間18分22秒で優勝し、1986年ソウル大会の中山竹通以来、日本勢8大会ぶりの金メダルを獲得した。高温多湿の気象条件が似通う2020年東京五輪の試金石とした舞台。日本歴代4位の自己記録2時間6分54秒を持つ実力者は“独自”の暑熱対策で、タイム差なしの大接戦を制した。

 わずか3メートル、0秒302差で42・195キロの決着がついた。競技場の最後の直線を鬼の形相で井上が駆ける。34歳のエルアバシ(バーレーン)との一騎打ち。強引に内側を突こうとした相手と接触しながら、体一つ分の先着。右拳を激しく振り下ろして喜んだ。

 「めっちゃ、ひやひやした。(力が)ないところから引きずり出すしかなかった」

 高温多湿のレースは、2年後への試金石だった。午前6時(日本時間8時)過ぎのスタート時点で気温26度、湿度82%。スタート時に30度前後になることも想定される2020年東京五輪の男子マラソン(8月9日午前7時スタート予定、女子は同2日)に比べると若干低いとはいえ、やはり蒸し暑い。

 ペースメーカーもおらず、それぞれが牽制(けんせい)して、じれる展開。市街地の周回コースで37キロ過ぎにようやく動いたレースを、井上が粘り強さでさらった。

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  • 男子マラソン1位でゴールする井上大仁=インドネシア・ジャカルタのブンカルノ競技場(撮影・松永渉平)
  • 男子マラソン決勝表彰式で金メダルを首にかけて声援に応える井上大仁=ブンカルノ競技場(撮影・納冨康)
  • 男子マラソン・上位成績
  • 男子マラソンで優勝し、日の丸を掲げる井上大仁(右)と4位の園田隼=ジャカルタ(共同)
  • 1位でゴールし日の丸を手に笑顔の井上大仁=ブンカルノ競技場(撮影・松永渉平)
  • 1位でゴールする井上大仁=ブンカルノ競技場(撮影・松永渉平)
  • レース終盤で力走する井上大仁(手前右)と園田隼(同左)=ジャカルタ(共同)
  • レース終盤で力走する井上大仁(左)とバーレーン選手=ジャカルタ(共同)
  • スタートし、競技場を出る井上大仁(465)、園田隼(477)ら=ジャカルタ(共同)