2018.8.12 05:02

日本、延長タイブレークで米国にサヨナラ負け…上野は連投辞さず!/ソフト

日本、延長タイブレークで米国にサヨナラ負け…上野は連投辞さず!/ソフト

米国にサヨナラ負けを喫し、藤田(左から2人目)は肩を落とした

米国にサヨナラ負けを喫し、藤田(左から2人目)は肩を落とした【拡大】

 ソフトボール女子・世界選手権第10日(11日、千葉市のZOZOマリンスタジアム)2020年東京五輪の前哨戦と位置づけられる大会。決勝トーナメントが行われ、世界ランキング2位の日本は準決勝で、2連覇を狙う世界1位の米国にタイブレークの延長八回、3-4でサヨナラ負けを喫した。12日は敗者復活を兼ねた3位決定戦でカナダと対戦し、決勝進出を目指す。

 タイブレーク方式の延長八回無死二塁から始まる米国の攻撃。先発の藤田倭(やまと)投手(27)=太陽誘電=は2人を二ゴロに打ち取った。だが二死三塁で135球目を中前へはじき返された。

 「先取点を取ってもらったし、もう少し粘れたかなという反省がある」と藤田は唇をかんだ。

 宇津木麗華監督(55)は試合前、大エースの上野由岐子投手(36)=ビックカメラ高崎=を登板させず、上野に次ぐ第2の投手育成のため、藤田を起用する決断を下した。「私たちの目標は東京五輪の金メダル。そのためには上野以外の投手を作っていかないといけない」。世界選手権の決勝進出を争う大舞台だが、負けても決勝に進む道がある状況で、指揮官は2年先を見据えていた。

 選手も十分に理解していた。「上野さんだけじゃないと強くアピールしたかった」と藤田。上野に追いつくには「まだまだスキルアップが必要だなと感じた」が、最後まで勝敗の行方が分からない戦いを投げきった経験は大きな財産になる。

 12日はカナダと3位決定戦。勝てば決勝で再び米国と相まみえる。2大会ぶり4度目の世界一へ、2連勝しか道がない日本に上野の力は欠かせない。休養十分の大エースがカナダ、米国との2連戦に連投する可能性もある。上野と先発陣を支える藤田は「使ってもらえれば120%の力を発揮して、強い気持ちでリベンジしたい」と力を込めた。 (只木信昭)

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