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【乾坤一筆】「女、金、けんか」興味本位だけで記事を書くべきではない

【乾坤一筆】

「女、金、けんか」興味本位だけで記事を書くべきではない

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆

 「女、金、けんか。人間が興味を持つ三大要素だ。常に頭に入れて取材に励むように」。10年前、新聞記者になりたての私にある人が言った言葉だ。今でも鮮明に脳裏に焼き付いている。

 的を射ているとは思う。女というのは人の色恋のことで、最近で言えば国民的アイドルグループ、AKB48の初期メンバー、前田敦子(27)と俳優の勝地涼(31)の電撃結婚や、プロ野球楽天の松井裕樹投手(22)と女優の石橋杏奈(26)の結婚報道など。いずれも検索サイトのニュースでトップに挙げられた。世の中の関心は高い。

 金はその名の通りお金の話。誰がいくら稼いでいるとか、資産はいくらだとか、競馬でいくら勝ったとか、この試合の優勝賞金はいくらだなど…。お金にまつわる話には終わりがない。

 けんかも、広い意味で取れば多くのことが当てはまる。連日のように報道されているボクシングの問題も、告発状を提出した「日本ボクシングを再興する会」と、告発状が出されている山根明会長(78)との間で言い分が真っ向から対立。殴り合いのけんかではないにしても互いの主張を繰り広げる現状は、拳のないけんかとも言える。

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