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日本ボクシング連盟不正疑惑、山根会長は辞任否定も現役A級審判から新証言

日本ボクシング連盟不正疑惑、山根会長は辞任否定も現役A級審判から新証言

2日に取材に応じた疑惑の渦中の山根会長。現役の審判が“奈良判定”について証言した

2日に取材に応じた疑惑の渦中の山根会長。現役の審判が“奈良判定”について証言した【拡大】

 日本ボクシング連盟の不正疑惑で、現役のA級審判員が3日、山根明会長(78)が試合で奈良県の選手に有利な判定が下されるよう圧力をかけていたとされる“奈良判定”について証言。直接的な指示は出さないが、同県の選手を勝たせないといけない雰囲気を醸成すると明かした。山根会長はこの日も民放のテレビ番組に出演。疑惑に反論し、辞任を否定した。

 衝撃的な内情だった。現役のA級審判員が“奈良判定”について証言。かつて奈良県連盟会長を務めた日本連盟の山根会長が、同県の選手を勝たせないといけない雰囲気を醸成していたと明らかにした。

 「確かに奈良の選手を勝たせろという言葉はない。強要はしなくても、雰囲気をつくる。それが奈良判定」

 例に挙げたのは、2015年全日本選手権のバンタム級決勝前に行われた審判員ミーティング。別の審判員が奈良県の選手の対戦相手のシャドーボクシングを模して「今の国際ルールではこういう選手は勝てない」と指摘。山根会長が「(相手選手は)海外でチャンスを与えてきたが、結果を出していない。世代交代の時かな」とつぶやいた。

 別の大会で奈良県の選手に負けをつけた審判員を、山根会長が厳しく注意する光景も目撃したという。このA級審判は「帰らされた審判もいる」と明かした。山根会長は不正判定疑惑を「絶対ありません」と否定している。

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