2018.8.4 16:50

体温や汗の成分など計測 競歩の暑さ対策合宿公開/陸上

体温や汗の成分など計測 競歩の暑さ対策合宿公開/陸上

東京五輪を想定して練習する競歩男子の荒井広宙(手前)ら=味の素ナショナルトレーニングセンター

東京五輪を想定して練習する競歩男子の荒井広宙(手前)ら=味の素ナショナルトレーニングセンター【拡大】

 日本陸連は4日、2020年東京五輪を見据え、男子競歩の有力選手が東京都内で行っている暑さ対策の合宿を報道陣に公開した。

 練習では体の奥の「深部体温」や体重の減少率、汗の成分などのデータを計測。個々の特徴に合わせた対策の確立を目指しており、50キロでリオデジャネイロ五輪銅メダルの荒井広宙(自衛隊)は「小さな差が勝敗を分ける大事なポイントになる」と話した。

 この日は2年後の本番を想定し、男女20キロがスタートする午前7時から練習を始め、2000メートルを5本歩いた。日本陸連によると、練習を終えた同8時ごろは気温約32度、湿度は50%前後。荒井は「これが最低ラインになるのかな。少しでも優位に立てるような準備をしていきたい」と猛暑を覚悟した。

 今回収集した各選手のデータは、比較的涼しい北海道で直前に行った合宿での数値と比較する。レース中の最適な水分摂取方法の構築へと期待されており、日本陸連科学委員会の杉田正明委員長は「体温が上がらないようにすることがまず一番のポイント。データを見ながら、各個人について(具体的な対策を)考えていきたい」と述べた。

  • 練習を終え、体温を測定する競歩男子の荒井広宙=味の素ナショナルトレーニングセンター