2018.7.31 05:02

東京五輪の「聖火」到着地は宮城の空自・松島基地に

東京五輪の「聖火」到着地は宮城の空自・松島基地に

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が、ギリシャで採火した聖火を日本に運ぶ際の到着地を航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)とすることで調整を進めていることが30日、分かった。同日に福島県楢葉町のサッカー施設、Jヴィレッジで開いた理事会で森喜朗会長が報告し、承認された。

 森会長は既に関係各方面に打診しており、安倍晋三首相の了解も得ているとした。実現へ、今後は本格的に調整する。

 “復興五輪”をうたう東京五輪の聖火リレーは20年3月26日に福島県を出発。その前には「復興の火」として、福島、宮城、岩手の3県で2日ずつ展示されることになっており、到着地の候補には東北地方の空港が挙がっていた。一般の空港ではさまざまな行事で営業に支障を来たしかねないことや、稼働率が高い自衛隊基地なら、その後の日程に悪影響を与えないことが考慮された。

 同基地は東日本大震災で津波の被害を受けながらも、救援物資の集積地として使用された復興の象徴的場所。森会長は「理想的だと考えた」と話した。1964年の東京五輪では、まだ米軍施政下だった沖縄が到着地となっている。

★サマータイム制度要望

 森会長は記者会見で、大会時の暑さ対策として安倍首相に提案したサマータイム(夏時間)制度について、時計の針を2時間進めるよう要望したことを明らかにした。菅義偉官房長官は30日の記者会見で、導入に慎重な姿勢を示した。森会長は27日に官邸で安倍首相と会談し、国全体で夏場だけ時計の針を進める夏時間導入のための法整備を打診した。