2018.7.30 14:33

松島基地を東京五輪の聖火到着地に 森会長、首相の了解も

松島基地を東京五輪の聖火到着地に 森会長、首相の了解も

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、福島県楢葉町のJヴィレッジで理事会を開いた。森喜朗会長(81)は冒頭あいさつで、五輪の聖火がギリシャから最初に国内に到着する場所として、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県の航空自衛隊松島基地を候補としていることを明らかにした。

 「本日の段階では松島基地に到着させたいということで決定している」とし、安倍晋三首相(63)の了解も得ているとした。そのうえで「今後、関係機関の協力を得ながら進めていく」とした。

 “復興五輪”をうたう東京五輪の聖火リレーは20年3月26日に福島県を出発し、全国をめぐる。東日本大震災で大きな被害を受けた福島、宮城、岩手には、競技の一部が実施される静岡や千葉、神奈川、埼玉の各県と同じく3日間が充てられる。またスタート前には「復興の火」として、3県で2日ずつ展示されることになっている。

 森会長は、19年ラグビーW杯の会場の一つが岩手県釜石市となることと合わせ、「東北3県が気持ちの中で元気にできるように進めることができた」とした。

 聖火の到着地は象徴的な意味を持っており、1964年東京五輪では、まだ米軍施政下だった沖縄が到着地となった。