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【サンスポ×日体大】山本部長が語った阿部一二三の素顔

【サンスポ×日体大】

山本部長が語った阿部一二三の素顔

特集:
サンスポ×日体大
東京・世田谷キャンパスの柔道場で、正座をしてポーズを取る(左から)具志堅学長、阿部、山本部長。柔道の創始者、嘉納治五郎の写真が飾られている (撮影・佐藤雄彦)

東京・世田谷キャンパスの柔道場で、正座をしてポーズを取る(左から)具志堅学長、阿部、山本部長。柔道の創始者、嘉納治五郎の写真が飾られている (撮影・佐藤雄彦)【拡大】

 阿部一二三(3年)を指導する山本洋祐部長が、成長を続けるまな弟子の魅力と素顔を明かした。師弟は「常に3倍努力」をテーマに掲げ、二人三脚で世界の頂点を目指す。

 阿部の特徴はなんと言っても担ぎ技だろう。私が最初に阿部を見たのは中学3年の頃で、「すごいな」と、すっかりほれ込んでしまった。

 釣り手と引き手を持って組んで投げるもろ手背負いを得意とする。日体大OBで1992年バルセロナ五輪の男子71キロ級金メダルの古賀稔彦は晩年、一本背負いで結果を残したが、もともとはもろ手背負いが得意だった。そのときの柔道とよく似ている。「平成の三四郎」の異名を持つ先輩に対し、阿部も新たな時代を築く可能性を持っている。

 今は担ぎ技だけではなく、幅を広げるために逆技と寝技などを強化している。世界王者になり、警戒されるようになった。挑戦者は阿部を倒そうと2倍、努力してくるはずだ。阿部は「常に3倍努力」をテーマに掲げて稽古に打ち込んでいる。

 私生活では非常に友達思い。大会に向けて校内予選があるときは仲間の打ち込み相手を引き受けてくれる。団体戦のときも応援の声が一番響いている。本人は「いつも自分がやってもらっているから」と話すが、友達のために、チームのために、という気持ちが強い。

 今年の目標は9月の世界選手権で2連覇し、11月のGS大阪で優勝して東京五輪のプレ大会となる来年の世界選手権出場権を得ること。東京五輪まであと2年、ナショナルチームとも連携を図りながら突き進んでいきたい。(日体大柔道部部長)

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