2018.7.22 23:55

阿部一二三、4カ月ぶりの実戦「勝って自信をつけられれば」/柔道

阿部一二三、4カ月ぶりの実戦「勝って自信をつけられれば」/柔道

阿部一二三

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 柔道男子66キロ級の世界王者、阿部一二三(ひふみ、20)=日体大=が22日、羽田空港からグランプリ(GP)ザグレブ大会(27日開幕)に向けて出発前に取材に応じ「当たった相手を倒すだけ。1戦1戦、一本を取りにいく柔道ができればいい」と気合を入れた。

 3月のグランドスラム(GS)エカテリンブルク大会(ロシア)以来の実戦となる。この4カ月間は全日本合宿などに参加し、持ち味のかつぎ技のほかに足技や寝技の練習にも力を入れてきた。常に「圧倒的に勝つ」ことをテーマに掲げる阿部は、手応えを胸に決戦のクロアチアに向かう。

 実はこの日の夜、阿部の出身地で、サッカーの世界的スターがJリーグデビューを果たした。J1神戸に新加入したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)がホーム湘南戦で後半、ピッチに立ち、世界最高クラスのプレーでファンを魅了した。阿部の実家から神戸の本拠地には歩いていける距離。「神戸に帰って、ヴィッセル(神戸)の試合があったら見に行ってみたい」と20歳は目を輝かせた。

 阿部が照準を合わせるのは2連覇が懸かる9月の世界選手権(アゼルバイジャン)。「ここで1試合することで世界選手権に向けていい流れが作れるかなと思っている。勝って自信をつけられれば」と今大会で優勝して弾みをつける覚悟だ。

 24日で、ちょうど東京五輪開幕まであと2年となる中、金メダル候補は「2年後、自分の最高の状態で迎えられるようにしたい」と力を込めた。