2018.7.14 18:02

北の富士氏「昔の俺を見ているよう」と苦言も…大関狙える力士たちへエール

北の富士氏「昔の俺を見ているよう」と苦言も…大関狙える力士たちへエール

北の富士勝昭氏

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 大相撲名古屋場所7日目(14日、ドルフィンズアリーナ)相撲解説者、北の富士勝昭氏(76)=元横綱=がNHK総合の「大相撲中継」にVTR出演。新大関栃ノ心にちなみ、自身の大関昇進にまつわるエピソードを披露した。栃ノ心について「率直に言ってね、栃ノ心が大関に昇進するっていうのは予想できなかったよね、1年位前は。ちょっと驚いてはいるんですよ」とその急成長に目を見張ったが、自身の昇進直前の成績について話が及ぶと「何回も聞かれて嫌になっているけどね。(3場所で)28勝ですよ。(今なら)とても話にならんですわ。内容が良かったっちゅうことだ」と苦笑いを浮かべた。

 北の富士本人も大関昇進は予想しておらず、「ひょっとしたら協会から来るかもしれんよ、使者が」と当日の朝、寝ているところで床山に聞かされたという。何も準備をしていなかったため、同じ出羽海部屋の横綱佐田の山に紋付きや口上を世話してもらったことを明かし、伝達式について「緊張はしましたよ、一応は。初めてですから。ただ、その感動とか喜びっていうのは別になかったねえ」と振り返った。

 兄弟子に佐田の山、同門の春日野部屋に栃の海、栃光と、大関以上の力士が多数いたため、大関という地位に対する意欲は「なかったねえ。まあそのうちなんとかなるんじゃねえかなっていうくらいじゃないかな」と希薄であったという。そのこともあってか現在大関を狙える地位にいる力士に対して、北の富士氏は「大変だろうけどもなれるもんならなったほうが良いですよ。欲出して。ただ、みんな、(昇進に意欲的でなかった)昔の俺を見ているみたいな。うん、あんなもんですよ」と出世に対して貪欲になることを期待していた。

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