2018.7.12 05:00

【坂井利郎レジェンドeye】錦織、流れを呼ぶ工夫必要だった第3セット

【坂井利郎レジェンドeye】

錦織、流れを呼ぶ工夫必要だった第3セット

特集:
錦織圭
ノバク・ジョコビッチに敗れうつむく錦織圭=ウィンブルドン(共同)

ノバク・ジョコビッチに敗れうつむく錦織圭=ウィンブルドン(共同)【拡大】

 テニス・ウィンブルドン選手権第9日(11日、英国・ウィンブルドン)男子単準々決勝で第24シードの錦織圭(28)=日清食品=は第12シードで元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(31)=セルビア=に3-6、6-3、2-6、2-6で敗れ、日本男子で1933年の佐藤次郎以来85年ぶりとなる準決勝進出を逃した。

 勝負のポイントは第3セットの第5ゲーム。40-0のブレークチャンスをものにできなかったところで、一気にジョコビッチに流れが行ってしまった。タイミングをずらすなど、工夫が必要だった。

 股抜きのショットやドロップなど、錦織らしいプレーは要所に出ていた。もう少し競った展開ならチャンスがあったかもしれないが、競る前に突き放された。

 それでも芝のウィンブルドンで初めてベスト8に入ったことで、どのコートでも実力があることを証明した。総合力が上がった証拠だ。トッププレーヤーでも、けがによる戦線離脱は大きく響き、本当に実力がなければ再びランキングを上げられない。

 錦織は右手首のけがから見事復活し、再び存在を世界にアピールした。錦織にとって収穫の大きい大会になった。 (日本テニス協会常務理事)

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