2018.7.11 11:31

松岡修造、錦織はウィンブルドンの罠にはまるな!「力が抜けたときに芝は女神となる」 

松岡修造、錦織はウィンブルドンの罠にはまるな!「力が抜けたときに芝は女神となる」 

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 テニスのウィンブルドン選手権は、11日午後1時(日本時間午後9時)からの男子シングルス準々決勝で、第24シードの錦織圭(28)=日清食品=が元世界ランキング1位の難敵ノバク・ジョコビッチ(31)=セルビア=とセンターコートで対戦する。通算2勝13敗と相性は悪いが、芝コートでは初対決となる。

 1968年のオープン化以降、シングルスの日本男子で初めてウィンブルドンの準々決勝に進んだ松岡修造氏(50)は11日、自身の公式サイトで錦織にジョコビッチ攻略法を説いた。

 「ファーストサービスの確率をあげる! これに尽きる! 芝はサーブが圧倒的に有利になるコート。ほかのコートに比べるとボールが弾まず、滑ってくる。またカーブ、シュートのように曲がり方も激しい。ただし、速度やキレがないとボールはバウンドした途端に失速し、リターンの餌食になってしまう」とした上で、「ファーストサービス確率70%、獲得率70%。これができれば、勝算あり! ストロークに関しては、錦織選手の方が上だ。しっかりとサービスをキープできれば、間違いなく圭が有利になると僕は見ている」と分析した。

 続けて「ウィンブルドンの罠にはまるな! ウィンブルドンはテニスの聖地。誰もが勝ちたい場所だ。だからこそ本気になる。ただ、その思いが力み(りきみ)に変わる。まさに僕はこの罠に苦しめられてきた」と自身の経験を踏まえ、「芝でのプレーは、少しでも力みが出た瞬間、ボールに威力がなくなり、力のないボールは芝に吸収され相手の餌食となる。一所懸命プレイをしようとすればするほど、勝ちたいと思えば思うほど、そしてウインブルドンというテニスの聖地だと感じるほど、その力が力みに変わるのだ」と訴えた。

 「いままでの圭は明らかに力みがあった。芝に対しての自信の無さも加え、それでも結果を残さなければという思いが、より圭のテニスを勝利から遠ざけていたように思える」と振り返り、「しかし、今年の圭は芝と仲良しだ!特にガルビス戦の第4セットでの圭は、まさに “Super Zone 芝 圭!”。ゼロ力みで、芝の流れに逆らわずにナチュラル圭で戦っていた。そう、力が抜けたときに、芝は女神となる」と太鼓判を押した。