2018.7.11 05:00

【坂井利郎レジェンドeye】錦織、蘇ってきた“勝負根性”

【坂井利郎レジェンドeye】

錦織、蘇ってきた“勝負根性”

特集:
錦織圭
男子シングルス4回戦 ポイントを奪いガッツポーズする錦織圭=ウィンブルドン(共同)

男子シングルス4回戦 ポイントを奪いガッツポーズする錦織圭=ウィンブルドン(共同)【拡大】

 錦織は立ち上がりから慎重に行きすぎていたのか、全体的に動きにキレがなかった。それでも勝負のキーポイントとなった第3セット。タイブレークで2本のダブルフォールトを犯しながらもこのセットを取り切った。

 手首の負傷から復帰後、サービスの改良やリターンを工夫し、多少リスクを取ってでもネットプレーで果敢に攻めるなど、あらゆる面で成長している。ギリギリの勝負を制す我慢強さも、この日の勝利につながった。

 芝のコートでの試合は、サービスとストロークに頼りがちになる。そのため肘に負担がかかるのは仕方がない。今は痛み止めの薬もあるし、試合まで1日空くと考えれば、マッサージも入念に受けられる。大きな影響はないだろう。

 準々決勝の相手はジョコビッチ。過去の対戦成績(2勝13敗)から見れば苦しい試合になるのは間違いない。ただ、錦織の良さは目の前の勝負の中から手探りで勝機を見つけ、試合を作ることができるところ。2014年の全米オープンで準優勝したときのような勝負根性も蘇りつつある。目の前の一戦に全力を傾けてもらいたい。(日本テニス協会常務理事)

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