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稀勢8場所連続休場…貴乃花抜き横綱ワースト、進退かかる秋場所

稀勢8場所連続休場…貴乃花抜き横綱ワースト、進退かかる秋場所

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稀勢の里
田子ノ浦部屋の朝稽古で汗を流す横綱稀勢の里。名古屋場所を休場することが決まった=名古屋市

田子ノ浦部屋の朝稽古で汗を流す横綱稀勢の里。名古屋場所を休場することが決まった=名古屋市【拡大】

 不完全な状態で進退をかけて出場するか、出場を回避して不名誉な記録を更新するか-。悩み抜いて結論を下した稀勢の里の表情は、意外なほどにすっきりとしていた。

 「必死に稽古したが、調整がうまく進まず、まだ(自分の)相撲が戻らない。自分の気持ちに納得がいかず、今場所は休場することにしました」

 5月の夏場所を全休した後も、状態が上向く材料に乏しかった。6月下旬の名古屋入り後は意欲的に汗を流し、今月2日には横綱白鵬と約1年4カ月ぶりに稽古して「目覚めた感じがした」と前向きな口調で語っていたが、やはり間に合わなかった。

 4日夕方、師匠の田子ノ浦親方(42)=元幕内隆の鶴=に「休場させてほしい」と自ら申し出た。この日、取材に応じた師匠も「相撲はしっかり取れるようになってきたが、まだ痛みが少しあるのではないか。稽古で自信をつけさせたい。もう一度、チャンスをもらいたい」。苦渋の表情で弟子をかばった。

 これで休場は8場所連続。年6場所制となった昭和33年以降では7場所連続全休の貴乃花を抜き、横綱のワースト記録を更新することになった。昨年1月の初場所後に日本出身で19年ぶりに待望の新横綱に。しかし、在位9場所目で皆勤は1場所のみだ。

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