2018.7.5 11:46

稀勢の里、8場所連続休場でワースト記録更新「来場所に全てを懸ける気持ちで」

稀勢の里、8場所連続休場でワースト記録更新「来場所に全てを懸ける気持ちで」

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稀勢の里
田子ノ浦部屋の朝稽古で汗を流す横綱稀勢の里。名古屋場所を休場することが決まった=名古屋市

田子ノ浦部屋の朝稽古で汗を流す横綱稀勢の里。名古屋場所を休場することが決まった=名古屋市【拡大】

 大相撲の東横綱稀勢の里(32)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が名古屋場所(8日初日・ドルフィンズアリーナ)を休場することが5日、決まった。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が明らかにした。横綱の8場所連続休場は、年6場所制となった1958年以降、7場所連続全休の貴乃花を抜くワースト記録を更新。次に出場する場所で進退問題と直面しそうだ。

 稀勢の里は左大胸筋のけがで3月の春場所から2場所連続全休して復帰を目指したが、6月下旬の名古屋入り後も調子が戻り切らず、出場が不透明な状況だった。

 昨年1月の初場所後に日本出身で19年ぶりの新横綱となった稀勢の里は、連続優勝した春場所で左上腕などを負傷して以降、故障続き。在位9場所目で皆勤は1場所のみで、期待に応えられていない。

稀勢の里の話「場所前から必死に調整してきたが、うまく進まず休場を決めた。来場所に全てを懸ける気持ちで頑張る。(次は進退問題が浮上する可能性に)そういう気持ちで今場所もやってきた。相撲の感覚、筋力もだいぶ良くなってきた。復活できるように頑張る」

田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)の話「場所前から一生懸命やってきたが、もう少し時間をいただきたい。体はかなり動いてきたので、稽古で自信をつけさせたい。皆さんに迷惑を掛けているし、相撲で恩返しするしかない。もう一度、チャンスをもらいたい」

北村正任・横綱審議委員会委員長の話「休場となったことは残念だが、万全ではないと自ら判断したのだからやむを得ない。ファンの大きな期待に応えたい気持ちとの相克はさぞ苦しいことと思うが、来場所に全てを懸けるという本人の決意を尊重したい」

  • 名古屋場所の休場を発表し、記者の質問に答える横綱稀勢の里=名古屋市の田子ノ浦部屋宿舎