2018.6.24 19:08

太田、エースの活躍 東海大がV3/柔道

太田、エースの活躍 東海大がV3/柔道

3連覇を達成した東海大のメンバーは、指で「3」を示して喜んだ。後列中央がエースの太田彪雅=日本武道館

3連覇を達成した東海大のメンバーは、指で「3」を示して喜んだ。後列中央がエースの太田彪雅=日本武道館【拡大】

 柔道の全日本学生優勝大会第2日は24日、東京・日本武道館で7人制の男子団体戦2回戦以降を行い、東海大が決勝で筑波大を下して3年連続23度目の優勝を果たした。

 準々決勝で山梨学院大に5-0、準決勝で天理大に3-0と順当に勝ち上がったが、決勝は1-1に。代表戦で太田彪雅(3年)がジャカルタ・アジア大会81キロ級代表の佐々木健志(4年)に一本勝ち。優勝をもぎ取った。筑波大は3年ぶりの頂点に、あとわずかで届かなかった。

 3位は国士舘大と天理大。世界選手権(9月、バクー)100キロ超級代表の小川雄勢(4年)が主将を務めた明大は、準々決勝で国士舘大に敗れた。

 「やっと決勝戦で、エースとしての自覚を示せた」

 東海大3連覇のキーとなった太田は、肩の荷を降ろしたような表情だ。

 筑波大との決勝戦は、中堅の太田が一本勝ちして一歩リード。だが大将戦で村田大祐(3年)が佐々木健に一本負けし、並ばれた。自分の試合の後、代表戦を想定してマッサージなどケアを受けていた太田は「プレッシャーは凄がったが、誰が来ても大丈夫と信じて臨んだ」と振り返る。しっかり組んで機をうかがい、最後は得意の内股で決めた。

 薄氷の勝利だった。3月末に4年生エースの香川大吾が右膝内側側副靱帯を部分断裂。さらに太田も右膝の同じ部分を痛め、長期間、道着を着ての練習はできなかった。練習再開は2人とも3週間前。「ギリギリまで使うかどうか迷うくらいのけがだった」。そう振り返る上水研一朗監督(44)は、「常に負けることを想定していた」という。そんな状態でも「太田が2勝してくれたから優勝できた。ここで意地を見せてくれた」と目を細めた。

 昨年の台北ユニバーシアード無差別級で、オール一本勝ちで優勝するなど将来を期待されるが、昨年11月の講道館杯100キロ超級では、事実上の初戦だった3回戦で反則負け。「自信をなくし、気持ちが全然出てこなくなってしまった」。新年度に入り、調子が上向いてきた矢先のけがだったが、「(この大会に)間に合わせるんだとやってきた」という。「今日の試合で自信が付いた。個人戦も、この勢いでいきたい」。2年後の東京五輪へ「これから勝ち続けていけば間に合うと思う」と前を向いた。