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トヨタが悲願のルマン制覇!中嶋一貴V、可夢偉らの7号車とワンツー/自動車

トヨタが悲願のルマン制覇!中嶋一貴V、可夢偉らの7号車とワンツー/自動車

特集:
小林可夢偉
過酷な24時間を走り抜き、初優勝したトヨタ8号車。栄光のチェッカーフラッグを受けた。左は2位の7号車(AP)

過酷な24時間を走り抜き、初優勝したトヨタ8号車。栄光のチェッカーフラッグを受けた。左は2位の7号車(AP)【拡大】

 待ち望んだ瞬間だ。中嶋が駆るトヨタ8号車がぶっちぎりのトップでゴール。クールダウンを終えて車を降りた中嶋は、アロンソ、ブエミと満面の笑みで抱き合った。

 「大きな夢をかなえた。最後は(マシントラブルがあった)2年前の記憶もよぎったが、落ち着いていた」

 中嶋が、万感の思いを口にした。

 「ノーパワー!!」。中嶋が無線で叫んだのは2年前。トヨタは終盤、2位のポルシェに1分半の差を築き、優勝目前だった。だが残り5分。突如エンジンパワーを失った中嶋のマシンはよろよろと停止。その横をポルシェが通過した。残り3分の悲劇だった。

 昨年は小林が予選でコース記録を出すなど速さを極めたが、決勝では3台中2台がトラブルやもらい事故でリタイア。残る1台もトラブルで2時間の修理時間を要し、54位から9位までの追い上げが精いっぱいだった。

 2012年にハイブリッド車で参戦を開始したが、ルマンで勝てないまま、ライバルのアウディが16年で、ポルシェも17年までで撤退。今季の参戦に「意味があるのか」と問う声もあった。だがやり残した思いは強かった。昨年12月の参戦発表時、豊田章男社長(62)は「24時間走り続ける“強さ”を兼ね備えることはできませんでした。まだその域に達していない」とコメントしていた。

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  • 初優勝を喜ぶ(左から)アロンソ、中嶋、ブエミ。圧勝だった(AP)
  • 16年6月20日サンケイスポーツ最終版
  • 第86回ルマン24時間決勝・上位成績
  • 自動車耐久レースの第86回ルマン24時間で初優勝し、喜ぶ中嶋一貴(中央)らトヨタ8号車のドライバー=フランス西部ルマン(AP)
  • 自動車耐久レースの第86回ルマン24時間で初優勝し、祝福されるトヨタ8号車とドライバーたち=フランス西部ルマン(AP)
  • 自動車耐久レースの第86回ルマン24時間で初優勝し、日の丸を掲げ喜ぶ中嶋一貴(中央)とトヨタ8号車のドライバーたち=フランス西部ルマン(ゲッティ=共同)
  • ルマン24時間を制したトヨタの8号車=ルマン
  • ルマン24時間初優勝を果たしたトヨタのフェルナンド・アロンソ=ルマン
  • ルマン24時間の決勝で走行するトヨタ7号車=ルマン(AP)
  • ルマン24時間の決勝で、出番を待つトヨタ8号車の中嶋一貴=ルマン(AP)
  • ルマン24時間の決勝で走行するトヨタ8号車=ルマン(ゲッティ=共同)