2018.5.23 12:07

川淵三郎氏、日大選手の会見なければ「指導者はそのまま…ゾッとする」

川淵三郎氏、日大選手の会見なければ「指導者はそのまま…ゾッとする」

川淵三郎氏

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 日本サッカー協会の相談役で、元Jリーグチェアマンの川淵三郎氏(81)が23日、自身のツイッターを更新。アメリカンフットボールの日大の選手が悪質な反則行為で関学大クオーターバック(QB)を負傷させた問題で、違反プレーをした日大選手が22日に日本記者クラブで行った記者会見を受け、「ゾッとする」との私見をつづった。

 日大3年の宮川泰介選手(20)は、実名と素顔を明かして被害を受けた選手への謝罪を表明。6日の試合で悪質プレーを強要されるに至った内田正人前監督(62)らの強権体質を生々しく明かした。選手が指導者に異を唱える前代未聞の会見となった。

 川淵氏が会長を務める日本トップリーグ連携機構には、日本社会人アメリカンフットボール協会が主催するXリーグも加盟している。川淵氏は「日大アメフト宮川選手が受けて来た卑劣な扱いに胸が痛む。監督コーチの指示がどうであれ実行した選手が悪いのは事実だが、指示通りやるかアメフトを止めるか二者択一の状況に追い込まれた事がよく分かる。あの前に彼が退部していたら何も明るみに出る事なく指導者はそのままだったと思うとゾッとする」と、宮川選手の胸中をおもんぱかりながら、内田前監督やコーチの“パワーハラスメント”や事実が隠ぺいされる可能性もあった実態を批判した。

 また、「アメフトに詳しくない方は、昔この競技がいかに危険なスポーツだったかはご存知ない。最も盛んなアメリカでは脊椎損傷、脛骨骨折などで下半身不随、死亡事故が頻発していた。今は防具が発達し危険なタックルも禁止され事故は少ない。そんな危険な一面を持つアメフトの指導者は怪我に神経質な筈なのに」と、このような問題が起こったことを嘆いた。