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【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】東京五輪まで814日…交錯する選手の思い

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】

東京五輪まで814日…交錯する選手の思い

特集:
五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔
若い力が台頭してきた日本。体操界でも谷川(手前)が内村の全日本11連覇を阻止した

若い力が台頭してきた日本。体操界でも谷川(手前)が内村の全日本11連覇を阻止した【拡大】

 5月の薫風に誘われ、神宮外苑を散策した。

 緑のなかに武骨な鉄骨が組み上がっている。改めて、新国立競技場の大きさに圧倒された。

 「工事は順調です」

 日本スポーツ振興センターの関係者がいう。

 この秋にはボランティアの公募が始まり、入場券販売の概要も、おっつけ発表されるだろう。

 オリンピック開幕まで残り814日、パラリンピックまでは846日。課題は少なくない。

 「質問が出たときに、答えを用意できていないといけない」

 4月下旬、国際オリンピック委員会(IOC)調整委員長でもあるジョン・コーツ副会長が組織委員会にくぎをさした。

 たとえば、トライアスロン会場の水質やセーリングのコースについて想定される漁業者との問題など、国際競技団体が示した懸念を晴らさねばならない。輸送や宿泊、暑さ対策など、さらに多くの質問も出てこよう。

 IOCの日本への信頼は厚い。それだけに、満足のいく答えを用意しなければならない。

 頼もしい競技の話題が届いている。たとえば卓球。いまスウェーデンで開催中の世界選手権では男女とも若い選手が活躍して、2020年東京大会を前に世界相手に存在感を見せつけている。

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