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谷川翔、史上最年少V!内村の11連覇阻止&白井にも勝った/体操

谷川翔、史上最年少V!内村の11連覇阻止&白井にも勝った/体操

特集:
内村航平
男子個人総合決勝 初優勝した谷川翔の跳馬=東京体育館

男子個人総合決勝 初優勝した谷川翔の跳馬=東京体育館【拡大】

 地元・船橋市の健伸スポーツクラブで競技を始めた小学1年の頃から、徹底して美しい演技をたたき込まれた。当時、開脚のストレッチでは泣くまでコーチに背中を押され、柔軟性を養った。「あれがあったから今の僕がある」と懐かしむ。

 内村と同じ大学2年、19歳での戴冠。「日本の美しい体操を世界にもっと見せたい」。2年後に迫る東京五輪で体操ニッポンの主役を目指し、ひたむきに駆ける。 (鈴木智紘)

★世界体操選手権への道

 今年の世界選手権は団体総合で上位3カ国・地域が2020年東京五輪の出場枠を獲得する。代表は男女ともに5人。男子は個人総合の全日本選手権の予選、決勝の合計得点を持ち点に争われる5月のNHK杯の上位2人を選出する。3人目はNHK杯5位以内、4人目は12位以内が条件となり、6~7月の全日本種目別選手権などの結果も踏まえて団体で貢献度が高く、種目別でメダルを狙える3人を選考する。女子はNHK杯上位6人が代表候補となり、日本体操協会の強化本部が最終的に5人を決める。

データBOX

 ◎…男子は19歳2カ月の谷川翔が、史上最年少優勝を果たした。これまでは1996年大会覇者の塚原直也の19歳4カ月が最年少記録。

男子個人総合

 床運動、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目の合計点で争われ、腕力、脚力などの総合力が問われる。2006年に10点満点の採点方式が廃止され、難度に応じて得点が決まるDスコア(演技価値点)を上げる技の高度化が加速。種目別のメダルを狙う傾向が強まったが、日本は伝統的に個人総合の強化に力を入れ、五輪と世界選手権で計7人の王者を輩出している。

谷川 翔(たにがわ ・ かける)という男

 ★生まれ 1999(平成11)年2月15日生まれ、19歳。千葉・船橋市出身。
 ★経歴 千葉・市船橋高-順大。小学1年で競技を始める。中学3年時に全国中学校選手権の個人総合を制覇。高校3年時に全日本選手権の個人総合で10位。
 ★憧れの人 2歳上の兄・航。翔いわく兄は無愛想で自分は社交的。日本の元エースで順大体操競技部の冨田洋之コーチの美しい演技を手本とする。
 ★一途 スポーツの名門として知られる地元の市船橋高と、体操クラブのコーチの出身校だった順大に進むことは、小学生の頃から心に決めていた。
 ★得意種目 床運動、あん馬。
 ★趣味 グミを食べること。お気に入りは製菓会社・UHA味覚糖の果汁100%「コロロ」。
 ★好きな食べ物 たらこスパゲティ。
 ★好きな言葉 Never give up。
 ★サイズ 1メートル54、51キロ。

  • 得意のあん馬の演技に臨む谷川翔。美しい体操で、番狂わせを演じた(撮影・山田俊介)
  • 跳馬の演技に臨む谷川翔
  • 男子個人総合決勝初優勝した谷川翔の平行棒=東京体育館
  • 男子個人総合決勝初優勝した谷川翔のあん馬=東京体育館
  • 男子個人総合決勝初優勝した谷川翔の床運動=東京体育館
  • 記念撮影で肩を組む(左から)内村航平、萱和磨、谷川翔、白井健三、谷川航、千葉健太=東京体育館(撮影・山田俊介)
  • 床の演技に臨む谷川翔=東京体育館(撮影・山田俊介)
  • 床の演技に臨む谷川翔=東京体育館(撮影・山田俊介)
  • 跳馬の演技に臨む谷川翔=東京体育館(撮影・山田俊介)
  • 鉄棒の演技の演技に臨む谷川翔=東京体育館(撮影・山田俊介)
  • 優勝し、記念撮影に臨む村上茉愛(左)と谷川翔=東京体育館(撮影・山田俊介)
  • 男子決勝・上位成績