2018.3.27 15:49

帰国の宇野昌磨「一日一日、少しずつでもレベルアップを」 来季の頂点狙う/フィギュア

帰国の宇野昌磨「一日一日、少しずつでもレベルアップを」 来季の頂点狙う/フィギュア

特集:
宇野昌磨
帰国し、報道陣に銀メダルを披露する宇野昌磨=成田空港

帰国し、報道陣に銀メダルを披露する宇野昌磨=成田空港【拡大】

 フィギュアスケートの世界選手権(ミラノ)男子で銀メダルを獲得した宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=が27日、全日空便で成田空港に帰国。「もっともっとうまくなりたい。選手として上達したいという思いが強い。オフはレベルアップに励みたい」とさらに上を目指す姿勢を示した。

 「悔しいと思う試合が多かった」と今季を振り返った宇野。世界選手権も、その一つだった。

 銀メダルを獲得した平昌五輪後、スケート靴を新調した影響もあって、世界選手権では直前に右足甲に痛みが出た。ショートプログラム(SP)では、大事を取って連続ジャンプを4回転から3回転へ減らすなど難度を下げたが、かえってミスが出て5位発進。フリーでは五輪と同じ高難度で攻めた結果、4回転ジャンプで転倒はしたが、他の選手にミスが続いたこともあって2位に浮上した。

 「(銀メダルは)僕が勝ち取ったものではないかな、と思っている。皆さん疲れていて調整が難しかった。その中でうまく滑りきった選手、納得いかない演技をしてしまった選手が(いる)。僕も納得できない演技だったけれど、後半3つのコンビネーションジャンプを跳べたことでこの順位にいられるのは、練習してきたことを無駄にしなかったことじゃないかと思う」とした。

 それでもフリーの演技を終えた直後は「正直、悔しいという気持ちが大きかった。詰めた練習をしてきて、『これ以上、何をしてくればよかったんだろう』とか、『これ以上何もできない』『もう一回やり直しても、これ以上の演技をできる気がしない』と、悲しいなという思いだった」という。五輪が終わるまで靴の新調を避けていたことを含め、自身の調整不足が納得いかない演技に終わった理由と、自らを責めた。

 世界選手権では2年連続の銀メダル。「去年はやりきった。今年は悔しかった」。五輪を含めた最高峰の大会では3連続の2位。1位との差は「近かったり遠かったり…。自分が100%の演技をすれば何度か(1位を)取れたかもしれないけれど、これが結果。取れなかったことを嘆いても仕方ない。次取れるように努力したい」と前向きだ。

 「もっともっとうまくなりたい。選手として上達したいという思いが強い。オフは一日一日を大切に、その一日の中で、少しずつでいいのでレベルアップして、結果として大きなレベルアップにつながれば」と、いっそうの成長を期した。