2018.3.23 05:00

【佐野稔の舞評論】第1日女子SP、宮原も8位の樋口も気持ちリセットしてフリーに

【佐野稔の舞評論】

第1日女子SP、宮原も8位の樋口も気持ちリセットしてフリーに

特集:
宮原知子
演技する宮原知子=ミラノ(共同)

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 第1日(21日)に行われた女子SPは、全体的に五輪の疲れが見える試合だった。首位に立った地元のカロリナ・コストナー(イタリア)を除いて、五輪に出場した選手はピリッとしなかった。

 3位に入った宮原知子(関大)は冒頭の連続ジャンプで回転不足をとられた。ルッツ、トーループの両方で回転不足がついたかと思ったが、トーループだけにとどめたのが幸いだった。平昌五輪で宮原とメダルを争った4位のケイトリン・オズモンド(カナダ)とは1・63点差。五輪銅メダルのオズモンドとほぼ点差はないだけに、フリーでは五輪の時のようなミスのない演技が求められる。

 樋口新葉(東京・日本橋女学館高)は非常にもったいなかった。連続ジャンプでは最初の3回転ルッツから軸が傾き、修正できないままトーループを跳んだことで転倒につながった。それでも8位に踏みとどまれたのは、他の選手がよくなかったから。気持ちをリセットしてフリーに臨めば、宮原と樋口の合計順位は、来年の世界選手権で最大3枠を確保できる「13」以内に収まりそうだ。 (1976年インスブルック五輪代表)

★滑走順

 23日に24人で争われる女子フリーの滑走順抽選があり、SP3位の宮原は最終組の22番、同8位の樋口は1つ前の組の18番に決まった。SP首位のコストナーは24番、同2位のザギトワは23番。