2018.3.9 21:16

引退勧告の大砂嵐…師匠・大嶽親方は声落とす「響いていなかった」

引退勧告の大砂嵐…師匠・大嶽親方は声落とす「響いていなかった」

 日本相撲協会から引退勧告を受けた幕下力士の大砂嵐の師匠、大嶽親方(元十両大竜)は9日、大阪市内のホテルで行われた年寄総会後「(規律について)うるさく言っていたつもりだが、本人には響いていなかったのかな。残念であり、悔しい」と声を落とした。

 エジプト出身の大砂嵐は、新十両だった2013年名古屋場所ではイスラム教徒として「ラマダン(断食月)」で日中の飲食を断ちながらも10勝5敗と大健闘するなど、話題を集めた。親方は「この世界に入りたくてエジプトから来たわけだから。(本人は)落ち込んでいる」と話した。

 複数の部屋に入門を希望する手紙を送って来日し、「昭和の大横綱」大鵬の故納谷幸喜氏が興した大鵬部屋の流れをくむ大嶽部屋へ入門した大砂嵐。納谷氏からは生前、力士の心構えを説かれていたといい、大嶽親方も日頃「誠実でいろ、ルールを守れと言ってきた」と指導してきたが、思いは届かなかった。