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羽生の五輪連覇に4回転ルッツは必要?

羽生の五輪連覇に4回転ルッツは必要?

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羽生結弦
フィギュアスケートの男子トップ選手が跳ぶ4回転ジャンプ

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 仙台市出身の羽生は東日本大震災を乗り越えて努力を積み重ねてきた。彼は演技が終わると苦しい顔を見せる。死力を尽くしたのだと自然と分かる。かつてジャンプの分析を担当した10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央(17年に現役引退)は、演技後も笑顔を貫いたが、あれが一番つらかったと言っていた。体力の激しい消耗と戦いながら優雅な舞いを競うのが「アートスポーツ」の魅力の一つなのだ。

 選手によくかける言葉がある。「相手に勝とうと思うな。失敗をするな」。それがフィギュアで勝つ秘訣(ひけつ)。理屈だけを語れば、他の選手が失敗し、自分がミスをしなければ勝てる。羽生にとって、極力4回転を回避するのも選択肢なのかもしれないが、王者としてできる限りの演技を追求してもらいたい。(中京大教授)

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