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冬季パラの“レジェンド”新田「不可能とは可能性」の精神で2種目『金』だ!

冬季パラの“レジェンド”新田「不可能とは可能性」の精神で2種目『金』だ!

特集:
平昌五輪
歯を食いしばる新田。金メダルへ、加速する (株式会社日立ソリューションズ提供)

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 上昇気流に乗って、大舞台に挑む。今年3月、平昌パラリンピックのテスト大会を兼ねたW杯。クラシカル10キロで、新田は頂点に立った。来年3月に開催される平昌大会の金メダル最有力候補は、力強く目標を掲げた。

 「ピョンチャンパラリンピック 2種目で金メダル獲得!! 不可能とは可能性だ」

 代表の正式決定は来年だが、新田は実績などから平昌大会出場をほぼ手中に収める。2010年バンクーバー大会でクラシカル10キロ、スプリント1キロで2冠に輝くなど世界をけん引する。

 新田はクロスカントリーを続けて、四半世紀。「不可能とは可能性だ」の精神を大事にしてきた。3歳のときだった。祖父が運転した農機具に巻き込まれて左前腕を負傷。その後、切断した。

 4歳からスキーを始めた。岡山・西粟倉中時代に頭角を現し、パラリンピックを目指すようになった。クロスカントリースキーで好成績を出せば、祖父が喜んでくれた。バンクーバー大会の金メダルは、祖父の喜ぶ顔が原動力になった。

 新田の強さは、対応力の高さにある。刻一刻と雪質が変化する中、「多くの引き出しを持っていることが大切」と豊富な経験と準備の重要性を説く。

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  • 新田はボードに決意を記した。2種目で金メダルを目指す(撮影・石井文敏)