2017.12.27 05:00(1/2ページ)

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】大会を脅かす不安は早く摘み取りたい

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】

大会を脅かす不安は早く摘み取りたい

特集:
五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔
フィギュアスケートの平昌五輪日本代表に選出された(左から)坂本、宮原、宇野、田中。選手たちの活躍にも、政治的不安の解消が必要だ

フィギュアスケートの平昌五輪日本代表に選出された(左から)坂本、宮原、宇野、田中。選手たちの活躍にも、政治的不安の解消が必要だ【拡大】

 先週末の全日本選手権の結果をうけて、フィギュアスケートの代表選手が決まった。

 全日本の成績が重視されたことは今後の指針として評価していい。一方で全日本を欠場し、負傷した右足の治療に専念した羽生結弦(ANA)の選出も当然だ。彼の実績に異論を唱える人はいまい。次は、その期待に彼が応える番である。

 平昌大会組織委員会は24日、今月21日の時点で入場券前売りが目標としていた61%に達したと発表した。羽生たちが出場するフィギュアスケートが54%とやや低いのは、地元韓国にキム・ヨナに続く有力選手がいないことの影響だろうか。

 ともあれ、来年2月の開幕に向けてソウルや仁川国際空港から会場を結ぶ高速鉄道の営業も始まり、準備は整ってきた。あとは『北』からの不安の解消である。

 「北の大国」ロシアの国ぐるみドーピング問題は、オリンピックへの個人参加が了承されて一段落した。だが、パラリンピック参加決定は1月。不正疑惑も払拭されたわけではない。もうひとつ北朝鮮の出方は相変わらず、わからない。不明が不安を増殖させる。

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