2017.12.21 11:30(1/2ページ)

【乾坤一筆】競技者が増えないシンクロの現状「振り返れば誰も選手がいない…」

【乾坤一筆】

競技者が増えないシンクロの現状「振り返れば誰も選手がいない…」

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆

 娘が生まれて1カ月が経った今年7月中旬、テレビで残念なニュースが流れていた。2016年リオデジャネイロ五輪で2つの銅メダルを獲得したシンクロナイズドスイミング日本代表が、ハンガリー・ブダペストでの世界選手権で惨敗した。

 7種目のうち日本が獲得したメダルは銅の2つ。五輪で3番に返り咲いたのもつかの間、4位だったウクライナに1年でやられた。

 ウクライナは五輪の半年前に演技プログラムを変更。完遂度が低いまま五輪を迎え4位に甘んじたが、世界選手権ではそのプログラムを泳ぎこなすまでに成長した。日本は五輪からメンバーが半分入れ替わり完遂度も技術力も低下。20年東京五輪へ不安を残した。

 惨敗を受け、強化部は選手選考を一新。これまでは上位から選手を選んできた選考会自体を廃止。井村雅代ヘッドコーチ(67)ら代表コーチが有望選手を集め、日本代表候補選手として合宿を通じて強化し、大会ごとに代表選手を決める方針に変更。海外勢と対等に戦えるだけの身長の高い選手が集まった。見た目も得点を左右するスポーツなだけに、その部分では太刀打ちできる可能性は高まった。

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