2017.12.17 19:39

神奈川大・鈴木健、花の2区で日本人最高記録狙う「タイムは後から付いてくる」/駅伝

神奈川大・鈴木健、花の2区で日本人最高記録狙う「タイムは後から付いてくる」/駅伝

箱根駅伝で往路優勝を目指す神奈川大の鈴木健吾(右)と山藤篤司のダブルエース

箱根駅伝で往路優勝を目指す神奈川大の鈴木健吾(右)と山藤篤司のダブルエース【拡大】

 11月の全日本大学駅伝を20年ぶりに制した神奈川大が17日、横浜市内の同大キャンパスで箱根駅伝に向けた合同取材会を行い、大後栄治監督は「往路優勝、総合3位以内」を目標に掲げた。

 「優勝したいのは当然だが、全日本と箱根は別もの。青学大、東海大の選手層はとんでもない。客観的に見て総合3位以内を狙い、往路は優勝を目指す」と大後監督。エースで、2区への起用が予想される鈴木健吾主将(4年)は「1、2区で少しでも稼げれば3区以降が楽になる。(1区が予想される3年の山藤篤司とで)できるだけ差を付けたい」と話した。

 鈴木健が調整のためにメンバーから外れた10月の出雲駅伝は6位。全日本では、首位の東海大から17秒差の2位でタスキを受けた鈴木健が好走して逆転、2位に1分18秒差を付けてゴールした。

 伊勢路の優勝で一気に注目を集める中で臨む箱根路。前回、並み居る各校のエースを抑えて区間賞を獲得した2区で「もう一回、挑戦したいと1年間やってきた。前回は最後でタイムが落ちてしまっている。そこでもう一回ギアを上げられたらタイムは伸びる。(そこを考えて)しっかり走り込みを強化してきた」。

 前回は2区で歴代8位の1時間7分17秒。今回は1時間6分46秒の日本人最高記録更新も期待されるが、「タイムは後から付いてくる。まずは万全で(スタートに)立てれば」と、調整の重要さを強調する。

 8月の台北ユニバーシアードではハーフマラソンで銅メダル。目標とした金メダルに届かず、悔しい思いをした。6月頃から右股関節に痛みを感じ、完治しないままの出場。「(日の丸をつけてレースする)プレッシャーの中で、自分を見つめてトレーニングができなかった」と振り返る。

 もともと「練習がすべて。どれくらい練習をしっかりやれたかで、スタートラインに着いたときに結果は出ていると思っている」という考えで、練習がうまくいかないと悔し涙を流すほど準備を重視する。それだけに、「精神的にも力的にも、日の丸をつけて走るにはまだまだ足りないと感じた」と同時に、「よりいっそう、日の丸をつけて世界と戦いたいという気持ちになった」と向上心に火が付いた。

 箱根後には2月の東京マラソンに出場。卒業後は富士通入社が内定しており、将来の五輪出場を見据える。そのためにも最後の箱根を「良い形で終えて、マラソン挑戦につなげていけたら」。力がこもった。

  • 全日本大学駅伝制覇で、箱根駅伝へ向け注目が高まる神奈川大。鈴木健吾(先頭中央)と山藤篤司(同右)のダブルエースを中心に活躍を誓う