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【サンスポ×日体大】バズーカ岡田が語る、阿部一二三の強さの理由

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バズーカ岡田が語る、阿部一二三の強さの理由

特集:
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テレビでお馴染みの岡田隆准教授

テレビでお馴染みの岡田隆准教授【拡大】

 【(2)宝石のような遺伝子】

 「ボディービルは筋肉がでかくなる遺伝子を開花させた者が勝ち。筋肉がつく遺伝子を持っているだけでもすごいのに、そのうえ、体を精密に動かせる。そして強烈な稽古や試合でもけがをしない。靱帯や腱は怪我をしやすい部位だが、この強さにも遺伝子が影響する。宝石みたいな体」

 【(3)リミッターが壊れている!?】

 「リミッター(制御装置)がきれている。生理学的にいえば、脱抑制しやすい。日本人は遠慮がちな民族の特性があって脱抑制しにくい選手が多いなか、阿部は力を出し切る能力に長けている。安全な状況で行う筋トレの記録が強いとか弱いとかは関係ない。柔道は格闘技。危険な状況で、どう猛に力を出し切れるのは大切な資質」

 体力強化の専門家である岡田准教授に「稽古に集中して高い質の練習をし続けることが至上命題。(現時点で)肉体を抜本的に変える必要はない」と言わしめる。阿部の肉体は、まさに芸術作品だ。

岡田 隆(おかだ・たかし)

 1980(昭和55)年1月6日生まれ、37歳。愛知県出身。日体大大学院修了、現・同大体育学部体育学科准教授。柔道日本代表のトレーニング指導を行う。2014年東京オープンボディービル選手権70キロ級、16年日本社会人ボディービル選手権で優勝。「バズーカ岡田」の異名で、フジテレビ系の「ホンマでっか!?TV」に出演中。1メートル65、78キロ。