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ボルト、最後も“衝撃”…左太もも裏のけいれんで途中棄権/世界陸上

ボルト、最後も“衝撃”…左太もも裏のけいれんで途中棄権/世界陸上

特集:
世界陸上
400メートルリレー決勝で左脚を痛めたウサイン・ボルト(AP)

400メートルリレー決勝で左脚を痛めたウサイン・ボルト(AP)【拡大】

 チームメートからは、大会主催者側に対する怒りが噴出。地元紙「ガーディアン」によると、レース直前、寒い招集所で40分間待機させられた。第3走者のヨアン・ブレーク(27)は「ウサインは冷え切っていた。実際に僕にこう言った。『ヨアン、これはクレイジーだ。40分間も待たされて、自分たちの出番の前に2回のメダル授与式が行われているなんて』とね」と明かした。

 強烈なインパクトをファンの記憶に刻み続けてきたスーパースター。引退後については大会前の会見で「サッカー選手への転身」「俳優になってアクション映画出演」などと“リップサービス”しつつ、「いろいろな国でコーチや若い選手たちと話し、自分が陸上を通じてどんな経験をしてきたのかを話したい」とも語っていた。

 現役最後の大会は不完全燃焼だった伝説の男。今後の動向に注目が集まる。

ウサイン・ボルト(Usain Bolt)という男

 ★生まれ 1986年8月21日生まれ、30歳。ジャマイカ出身。
 ★陸上歴 12歳頃から陸上を本格的に始め、2002年世界ジュニア選手権200メートルで大会史上最年少の15歳332日で優勝。
 ★五輪&世界選手権 08年北京五輪から3大会連続で100、200メートルで金メダル獲得。世界選手権での個人種目のメダルは合計で金7、銀1、銅1。現在、100、200メートルの世界記録保持者。
 ★脊椎側湾症 生まれつき、背骨がS字に曲がる病気を抱えている。この病気が原因で故障が多かったが、徹底した筋肉強化の末に克服。
 ★性格 会見や試合前にはボクシングのポーズを取ったり、DJのしぐさをするなど陽気。
 ★趣味 サッカー・イングランドプレミアリーグの強豪、マンチェスターUの大ファン。
 ★サイズ 1メートル96、95キロ。

  • こんなことがあっていいのか…。最後のレースで負傷し倒れ込んだ人類最速の男ボルト。世界中が目を疑った(AP)
  • 男子400メートルリレー決勝で脚を痛めて棄権し、チームメートに慰められるジャマイカのアンカー、ボルト(左から3人目)=ロンドン(共同)
  • 男子400メートルリレー決勝脚を痛めて倒れ込むジャマイカのアンカー、ボルト(手前)=ロンドン(共同)
  • 男子400メートルリレー決勝脚を痛めて転倒し、ネックレスをかむジャマイカのアンカー、ボルト(中央)=ロンドン(共同)
  • 男子400メートルリレー決勝で脚を痛めて棄権し、顔をしかめながら引き揚げるボルト(右から2人目)らジャマイカ=ロンドン(共同)
  • 男子400メートルリレー決勝脚を痛めてコースに倒れ込み、ゴールを見つめるジャマイカのアンカー、ボルト=ロンドン(共同)
  • 男子400メートルリレー決勝脚を痛めて倒れ込み、ゴールを見つめるジャマイカのアンカー、ボルト=ロンドン(共同)
  • 男子400メートルリレー決勝ゴールする優勝の英国(右端)と3位の日本のアンカー、藤光(左から2人目)。左端は脚を痛めたジャマイカのボルト=ロンドン(共同)