2017.6.25 05:04

【分析 朝原宣治】サニブラウン、世界選手権決勝進出チャンスある!

【分析 朝原宣治】

サニブラウン、世界選手権決勝進出チャンスある!

サニブラウン(中央)が優勝争いの5番手から一気に頂点へ駆け上がった。左は2位の多田、右は3位のケンブリッジ (撮影・甘利慈)

サニブラウン(中央)が優勝争いの5番手から一気に頂点へ駆け上がった。左は2位の多田、右は3位のケンブリッジ (撮影・甘利慈)【拡大】

 日本選手権第2日(24日、ヤンマースタジアム長居)雨という悪条件でも、もう少しで9秒台が出そうだった。日本がすごいレベルになっていると実感した。

 特にサニブラウンはすばらしい。少々出遅れようが、多田に先行されようが、関係なかった。中盤から終盤の走りには自信が感じられる。

 今季のここまでの走りから、10秒0台中盤までタイムを伸ばしてくるとは想像していなかった。彼は一歩一歩段階をクリアしていくのではなく、一気に飛び越えて高いレベルに到達する力を持っているようだ。

 大会前の自己ベストが10秒18だったのに、もう10秒0台が当たり前。それどころか「9秒台をお見せできなかった」なんてセリフが出てくるのは、すでにそのステージにいるということだろう。世界選手権でも準決勝にきっちり合わせれば、9秒台で決勝に進出するチャンスは十分にある。

 多田は、大舞台で自分の武器であるスタートのいい走りができればたいしたもの。ケンブリッジは前半、遅れすぎた。桐生は自分の動きをすれば大丈夫という気持ちをなくしている。100メートルは自分を信じられるかの勝負。どこかでいいレースをして自信を取り戻すしかない。(北京五輪男子400メートルリレー銅メダリスト)

  • サニブラウン・今季100メートルの主な成績
  • 陸上・男子100メートル日本歴代10傑
  • 男子100メートル決勝成績
  • 陸上・日本選手権男子100メートル最近10年の優勝者