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国内初「10秒の壁」破った!“新星”多田、9秒94快走/陸上

国内初「10秒の壁」破った!“新星”多田、9秒94快走/陸上

電気計時では、国内で日本勢初の9秒台をマークした多田。イケメンランナーが旋風を巻き起こす 

電気計時では、国内で日本勢初の9秒台をマークした多田。イケメンランナーが旋風を巻き起こす 【拡大】

 歴史を塗り替えた。細身のシルエットが、弾むように100メートルを突き進む。1メートル76、66キロの多田が独走してフィニッシュを飾ると、会場にはどよめきと歓声が交錯した。「9秒94」。“無名のスプリンター”は思わず、電光掲示を横目で2度見した。

 「風に押されていい感じで加速できた。間違いじゃないかと思いました。想像していなかったです」

 本来使用するホームストレートでなく、追い風を背にするバックストレートでのレース。これまでの自己ベストが10秒22の多田はスタートから飛び出すと、中盤からは得意の加速力でギアチェンジした。「走っていて違う感覚があった」。追い風4・5メートルの参考記録ながら、日本選手として国内で初めて「10秒の壁」を打ち破った。

 予兆はあった。先月21日の「セイコー・ゴールデングランプリ川崎」100メートル決勝。1着となったリオデジャネイロ五輪銀メダリストのジャスティン・ガトリン(35)=米国=の隣で走り、50メートル過ぎまでリードした。9秒74の自己ベストを持つ世界的トップランナーが「すばらしいスターター。彼はダークホース」と表現した短距離界の新星だ。

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  • 飛び跳ねるようにフィニッシュした多田。無名の20歳が国内の“9秒争い”に名乗りを上げた
  • 男子100メートルの日本歴代10傑
  • 参考記録で9秒94をマークした多田修平
  • 日本学生個人選手権の男子100メートルで優勝し、表彰台で手を振る多田修平選手=10日、神奈川県のShonanBMWスタジアム平塚
  • 追い風参考記録ながら国内初の9秒台となる9秒94をマークした多田=ShonanBMWスタジアム平塚
  • 男子100メートル決勝10秒08で優勝した多田修平=ShonanBMWスタジアム平塚
  • 男子100メートル決勝10秒08で優勝した多田修平(中央)=ShonanBMWスタジアム平塚
  • 男子100メートルで優勝し、スタンドに手を振る多田修平=ShonanBMWスタジアム平塚
  • 男子100メートル決勝10秒08で優勝した多田修平(683)=ShonanBMWスタジアム平塚