2017.4.29 19:36

王子谷、鈴木桂治以来12年ぶりの連覇!世界選手権代表に決定/柔道

王子谷、鈴木桂治以来12年ぶりの連覇!世界選手権代表に決定/柔道

ウルフ・アロン(左)を攻める王子谷剛志。延長の末、優勢勝ちで優勝を果たした=日本武道館

ウルフ・アロン(左)を攻める王子谷剛志。延長の末、優勢勝ちで優勝を果たした=日本武道館【拡大】

 体重無差別で争う柔道の全日本選手権は29日、東京・日本武道館で世界選手権(8~9月、ブダペスト)男子100キロ超級代表最終選考会を兼ねて行われ、24歳の王子谷剛志(旭化成)が決勝でウルフ・アロン(東海大)に延長で優勢勝ちし、2年連続3度目の優勝を遂げた。2連覇は2005年の鈴木桂治以来12年ぶりで、優勝3度は井上康生らに並び歴代4位。

 試合後の強化委員会で、王子谷は個人で初の世界選手権代表に決定した。昨夏のリオデジャネイロ五輪男子100キロ超級銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)は3回戦で敗退したが、国際大会での実績が評価されて2人目の代表に選ばれた。

 王子谷は力強い柔道で準決勝までの4試合を勝ち上がり、決勝も厳しい組み手で攻め、指導を二つ引き出した。

 3位は2年連続の七戸龍(九州電力)、12年覇者の加藤博剛(千葉県警)。リオ五輪73キロ級金メダルの大野将平(旭化成)は初戦の2回戦で一本負けした。

王子谷剛志の話「初戦から苦しい闘いだったが、準々決勝からリズムよく闘えた。(ウルフは)強かった。力があり、スタミナが落ちない選手だった。リオデジャネイロ五輪(代表)の落選が、頑張らないといけないという材料になっている」

井上康生・男子日本代表監督の話「派手さはないが、確実に勝利していく王子谷は優勝にふさわしい。世界のトップを達成できるように共に闘っていきたい。原沢はここで(敗戦を)どう感じて、どう進むかが大事になる」

金野潤・全日本柔道連盟強化委員長の話「王子谷は五輪代表になれなかった悔しさを糧にして、勝つ柔道を確立した。世界での金メダルも期待できる。男子の世界選手権代表は、世界で勝てる能力の高い選手を選出した。東京五輪への第一歩をしっかりと踏みたい」

加藤博剛の話「場内を沸かせたのでいいかな。30歳を超えてから、スタミナがなくなっているのをすごく感じる。体が動く限りやっていこうと思う。若手のでかい選手の壁になりたい」

上川大樹の話「ウルフ選手に何もさせてもらえなかった。優勝を目指していたので悔しい。これからも目の前の試合を一つ一つ頑張っていく」

  • 柔道の全日本選手権で2年連続3度目の優勝を果たした王子谷剛志=東京・日本武道館
  • ウルフ・アロン(左)を攻める王子谷剛志。延長の末、優勢勝ちで優勝を果たした=日本武道館
  • ウルフ・アロン(左)を攻める王子谷剛志。2年連続3度目の優勝を遂げた=日本武道館
  • 王子谷剛志(上)を攻めるウルフ・アロン。延長の末、王子谷に敗れた=日本武道館
  • 3回戦百瀬優(奥)に送り襟絞めで敗れた原沢久喜=日本武道館
  • 初戦の2回戦で敗退した大野将平=日本武道館