女子個人総合で2年連続2度目の優勝を果たし、トロフィーを手に笑顔の村上茉愛=東京体育館【拡大】
体操の世界選手権(10月、モントリオール)代表2次選考会を兼ねた全日本選手権最終日は9日、東京体育館で個人総合決勝が行われ、女子は村上茉愛(日体大)が4種目合計56・450点で2年連続2度目の優勝。杉原愛子(朝日生命)が2位に入り、寺本明日香(中京大)は5位だった。
村上は最初の跳馬で14・800の高得点を出した時点で「いい演技ができたので」と勝利を確信したという。2位に2点差をつける完勝で2連覇を達成した。
苦手としていた平均台でも唯一の14点台をマーク。冬場に脚をけがしている間、姿勢の乱れを直す練習を繰り返した成果を発揮した。床運動などでの高難度の演技構成に定評はあるが、出来栄えを示すEスコア(実施点)が課題だっただけに「前より減点は少なくなってきたと思う」と手応えを口にした。