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【乾坤一筆】プロスイマーとして新たな一歩を踏み出した萩野

【乾坤一筆】

プロスイマーとして新たな一歩を踏み出した萩野

特集:
萩野公介
ベテラン記者コラム・乾坤一筆

 春になり、着慣れないスーツで満員電車に揺られる新社会人を目にする機会が増えた。10年前、記者自身も同様に眠い目をこすり、はき慣れないパンプスで靴擦れを作りながら、1カ月の研修期間を乗り切ったものだ。

 今月3日、東洋大を卒業し、プロスイマーとして新たな一歩を踏み出した競泳の萩野公介(22)が、新しい所属先でもあるブリヂストンの入社式に参加。約100人の新入社員たちの見た目は優秀そのもので、競争に勝ち残った100人のエリートたちに面食らったのもつかの間、萩野はこぞってそのエリート集団に握手を求められていた。金メダリストの知名度を、改めて痛感した。

 そんな萩野にとっても、この春からが新たなスタート。「新しい仲間もできて、また頑張ろうと思った」と気持ちを新たにした。ブリヂストンとは5年契約で、契約金は数億円にのぼる。金銭面だけを見ればうらやましいとしか言いようがないが、泳ぐ=仕事になることはそんなに甘いものではない。結果の2文字以外にも、求められることがあるからだ。

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