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羽生、鬼門の4回転サルコーを克服し覚醒!表現力にも磨きをかけ新4回転時代の寵児に/フィギュア

羽生、鬼門の4回転サルコーを克服し覚醒!表現力にも磨きをかけ新4回転時代の寵児に/フィギュア

 新たな4回転時代の主役はやはり、この男だった。フィンランド・ヘルシンキで行われたフィギュアスケート世界選手権で、ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22)=ANA=が合計321・59点で、ショートプログラム(SP)5位から大逆転。3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。フリーで4度の4回転ジャンプを決め、自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。

 今季はトーループとサルコーの2種類が主流だったソチ五輪から進化を遂げ、4回転勝負の流れが一気に加速した。羽生は2015年12月のグランプリ(GP)ファイナルで合計330・43点の世界歴代最高得点をマークしたが66年ぶりの五輪連覇の快挙へ、4回転ループを習得。2月の四大陸選手権のフリーで初めて3種類(トーループ、サルコー、ループ)4度の4回転を決めた。

 この日はさらに飛躍を遂げた。演技後半、フリーで今季成功のない4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプを完ぺきにこなし、出来栄え点(GOE)で2・43点の加点を引き出した。技術点は驚異の126・12点。2位の宇野昌磨(19)=中京大=に6・09点差をつけ、奇跡の逆転劇につなげた。

 羽生と同じブライアン・オーサー・コーチに師事するハビエル・フェルナンデス(25)=スペイン=は2種類(サルコー、トーループ)の4回転ジャンプの質を高め、3連覇を狙ったがジャンプのミスが目立ち、4位に終わった。スケーティングが世界随一と評される過去3度優勝のパトリック・チャン(26)=カナダ=は5位に入り、表現力を示す演技点で5項目とも9点台を並べ94・92点だったが、羽生はさらにその上をいく97・08点。技術、表現力ともに世界最強を証明した。

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