2017.1.25 10:12

第72代横綱稀勢の里が誕生!「横綱の名に恥じぬよう精進」と口上

第72代横綱稀勢の里が誕生!「横綱の名に恥じぬよう精進」と口上

横綱昇進伝達式を終え鯛を掲げ笑顔を見せる稀勢の里=東京都千代田区(撮影・桐山弘太)

横綱昇進伝達式を終え鯛を掲げ笑顔を見せる稀勢の里=東京都千代田区(撮影・桐山弘太)【拡大】

 大相撲の大関稀勢の里(30)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=の第72代横綱昇進が25日午前、正式に決定した。日本相撲協会が東京都墨田区の両国国技館で大相撲春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議後に臨時理事会を開き、全会一致で決めた。1998年夏場所後の3代目若乃花以来、19年ぶりの日本出身横綱が誕生した。

 相撲協会は春日野理事(元関脇栃乃和歌)と高田川審判委員(元関脇安芸乃島)を使者として東京都内のホテルに派遣し、昇進を伝達した。稀勢の里は「謹んでお受け致します。横綱の名に恥じぬよう精進致します」と力強く口上を述べた。

 稀勢の里は初場所を14勝1敗で初制覇。2場所連続優勝ではなかったが、23日の横綱審議委員会では昨年の年間最多勝など安定感が高く評価され、全会一致で横綱へ推薦された。新入幕から73場所での昇進は最も遅く、30歳6カ月は7番目の年長(ともに昭和以降)。

稀勢の里の話「より一層、気が引き締まった。口上は自分の今の気持ちをそのまま伝えた。人間的にも成長して、尊敬される横綱になりたい。綱を締める立場。自覚を持って、やっていかないといけない。(次の目標は)来場所の優勝です」

師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)の話「やっと先代の師匠にいい報告ができる。横綱という結果を出してくれたことがうれしい。自分は恥ずかしながら祈るしかなかった。重圧はまだ続くが頑張っていきたい。少しでも自分の相撲が取れる環境をつくってあげたい」

二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)の話「横綱は常に優勝争いに絡まなければいけない。早く優勝すれば、落ち着くと思う。15戦全勝を期待したい」

伝達の使者を務めた春日野理事(元関脇栃乃和歌)の話「今後の活躍に期待している。久しぶりの日本人横綱で期待は大きい。強い横綱になってもらいたい」

使者を務めた高田川審判委員(元関脇安芸乃島)の話「よくぞ頑張って、横綱にまで上り詰めた。より一層、精進してもらいたい」

弟弟子の高安関の話「なかなか目の前で見るのは経験できないこと。大関昇進の時と今回と人生で2回見られた。こんな光栄なことはない」

  • 使者から横綱昇進の伝達を受け、受諾の口上を述べる稀勢の里=東京都千代田区(撮影・山田俊介)
  • 横綱昇進伝達式に臨む稀勢の里=東京都千代田区(撮影桐山弘太)
  • 横綱に昇進し、笑顔でタイを手にする稀勢の里=、東京都内のホテル
  • 横綱昇進を祝して高安(手前)らの組む騎馬に乗る稀勢の里=東京都千代田区(撮影・山田俊介)