2016.12.4 20:23

20歳の朝比奈が初V、18歳飯田は3位/柔道

20歳の朝比奈が初V、18歳飯田は3位/柔道

女子78キロ超級で優勝し、メダルを手に笑顔の朝比奈沙羅=東京体育館

女子78キロ超級で優勝し、メダルを手に笑顔の朝比奈沙羅=東京体育館【拡大】

 柔道のグランドスラム東京大会最終日は4日、東京体育館で男女計5階級が行われ、女子78キロ超級では20歳の朝比奈沙羅(東海大)が決勝で16歳の素根輝(福岡・南筑高)を延長で下し、初優勝した。リオデジャネイロ五輪銅メダルの山部佳苗(ミキハウス)は3位。同78キロ級は佐藤瑠香(コマツ)が4年ぶり2度目の優勝を果たし、リオ五輪代表の梅木真美(環太平洋大)は3位だった。

 男子100キロ超級は、全日本王者の王子谷剛志(旭化成)が決勝で影浦心(東海大)を退けて初優勝。七戸龍(九州電力)と18歳の太田彪雅(東海大)が3位だった。

 男子100キロ級はキリル・デニソフ(ロシア)が制し18歳のホープ、飯田健太郎(東京・国士舘高)が3位と健闘。同90キロ級は西山大希(新日鉄住金)と長沢憲大(パーク24)が3位で、アレクサンダル・クコリ(セルビア)が優勝した。

 今大会の日本勢は男女とも7階級のうち5階級を制した。

増地克之・女子日本代表監督の話「朝比奈と素根は非常に楽しみな存在だ。山部もこのまま終わるはずがなく、競争が激しくなる。4年後へいいスタートだ。こういう構図を他の6階級でもつくっていきたい」

井上康生・男子日本代表監督の話「飯田は体が出来上がっていないが多彩な技がある。高校3年にして世界の強豪とも闘える。特別な力を持っている。全階級制覇できない悔しさはあるが、将来が見える選手が出てきた。非常に収穫のある大会だ」

梅木真美の話「リオ五輪で(初戦敗退と)悔しい思いをして、しっかりと柔道と向き合わないと前に進めないと思って出場した。悔しい。実力不足。組み手を強化し、投げられる技を身につけないといけない」

高山莉加の話「3位は悔しいが、いい経験になった。一本を取る技と、延長戦を闘い抜く体力が必要だと感じた」

長沢憲大の話「(準決勝は)攻撃がワンパターンになって返された。もっと技の幅を広げ、いろんな技を掛ける度胸が必要だと思う」

太田彪雅の話「シニアの外国人選手は本当に力が強かった。もっと体力をつけ、組み手の幅を広げないといけない」

影浦心の話「決勝は自分のいいところを出せなかった。元々はなかったチャンスが(他選手の欠場で)回ってきたので、生かしたかった。粘り強い闘いを出せたのは収穫だ」

西山大希の話「ベイカーや世界各国の強い選手も出ていないので、絶対に優勝したかった。3位は悔しい。来年の欧州遠征もチャンスを与えていただけたらものにしたいし、一年一年の積み重ねを大事にしていく」

  • 女子78キロ超級決勝素根輝(左)を破り、初優勝した朝比奈沙羅=東京体育館
  • 男子100キロ級3位決定戦エストニア選手(左)を破り、3位の飯田健太郎=東京体育館