2016.6.19 18:30

「思う存分楽しんで戦う」谷本2世・田代、母校壮行会で金誓う/柔道

「思う存分楽しんで戦う」谷本2世・田代、母校壮行会で金誓う/柔道

淑徳高の壮行会で、高校時代の仲間たちに囲まれ、記念撮影する田代未来(中央)=東京・板橋区

淑徳高の壮行会で、高校時代の仲間たちに囲まれ、記念撮影する田代未来(中央)=東京・板橋区【拡大】

 リオデジャネイロ五輪柔道女子63キロ級代表の田代未来(22)=コマツ=が19日、母校の東京・淑徳高で行われた壮行会に出席。後援会や高校時代の同級生、中高柔道部の後輩たちの前で「田代未来の五輪を、思う存分楽しんで、戦ってきたい」と決意を話した。

 初めての五輪の目標を「もちろん金メダルを取ること。その中で自分の柔道を仕切ることを目指したい」と掲げる。「まだどんな舞台なのか経験したこともなく、不安は感じますが、それがなくなるように努力するだけ。(楽しみと不安は)五分五分ですね」と、高鳴る気持ちを口にした。

 2004年アテネ、08年北京両五輪で連覇し、現在はコマツでコーチを務める谷本歩実氏(34)と同じ階級で、姉妹かと思うくらい容貌もそっくり。そのため“谷本2世”とも呼ばれる田代。壮行会が行われた学校周辺は、寮生活を送った3年間、毎朝自主トレーニングで走っていた。高校2年時には試合中に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。復帰まで1年を要するなど、つらい涙を流したことも。「もう無理と思ったこともあったけれど、あの3年間が今の自分を作ってくれた」と、感慨深げに話す。

 同高柔道部名誉師範で1976年モントリオール五輪無差別級金メダリストの上村春樹講道館館長(65)が「自分の持っているものを出せば、必ず優勝できる」と激励。1984年ロサンゼルス五輪65キロ級金メダルで、所属するコマツの松岡義之監督(59)からは「東京(五輪)がある、ではなく、これが最初で最後のチャンスと思ってほしい。ブレず、迷わず、覚悟を決めて臨めば必ず結果は出る」と鼓舞された。

 「大先輩から同級生、後輩まで集まってくれて、多くの方に応援されているんだなと感じました」と田代。「(五輪で)いいパフォーマンスをできれば、一番の恩返しになる」と気合を入れ直した。