2016.4.2 17:39

最重量級は原沢が初優勝 女70キロは田知本遥が2連覇/柔道

最重量級は原沢が初優勝 女70キロは田知本遥が2連覇/柔道

七戸龍(右)を相手に優勢勝ちをおさめ、優勝した原沢久喜(左)=福岡市博多区の福岡国際センター(撮影・大橋純人)

七戸龍(右)を相手に優勢勝ちをおさめ、優勝した原沢久喜(左)=福岡市博多区の福岡国際センター(撮影・大橋純人)【拡大】

 柔道のリオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権第1日は2日、福岡国際センターで男女計7階級が行われ、男子100キロ超級は昨年の全日本王者、原沢久喜(日本中央競馬会)が決勝で七戸龍(九州電力)に優勢勝ちした。初優勝で初の五輪代表入りへ大きく前進した。同級は29日の全日本選手権後に代表が決まる。

 女子は70キロ級でロンドン五輪代表の田知本遥(ALSOK)が代表を争う新井千鶴(三井住友海上)を決勝で下し、2年連続3度目の優勝。78キロ超級は山部佳苗(ミキハウス)が2年ぶりに制し、昨年の世界選手権2位の田知本愛(ALSOK)は準決勝で敗れた。78キロ級は昨年世界一の梅木真美(環太平洋大)が準決勝で敗れ、佐藤瑠香(コマツ)が2年ぶり3度目の制覇。

 男子90キロ級は西山大希(新日鉄住金)がベイカー茉秋(東海大)を決勝で破り、同100キロ級のウルフ・アロン(東海大)とともに初優勝。女子63キロ級は能智亜衣美(筑波大)が初めて制した。

 最終日の3日に最重量級を除く男女各6階級の五輪代表が決まる。

井上康生・日本男子監督の話「原沢は非常にたくましく育ってきている。精神的にも技術的にも(国内で)一番強い選手になってきた。七戸はもう1試合ある。反省点を分析し、悔いの残らないように闘ってほしい」

南條充寿・日本女子監督の話「田知本遥はいい時の攻撃的な柔道を発揮し、今大会に懸ける思いや執念を表現した。78キロ級はいつもの佐藤らしさが出た。梅木は課題が多く、まだ克服できていない」

田代未来の話「(女子63キロ級の五輪代表有力候補は準決勝敗退)課題が残る。後半で競り負けるということはまだまだ地力がない。負けを次につなげられるようにやっていかないといけない」

ウルフ・アロンの話「(羽賀龍之介が欠場の男子100キロ級を制し)何が何でも優勝するしかないという気持ちだった。羽賀と直接対決し、今の力を確かめたかった。少し納得いかない面もある」

佐藤瑠香の話「ほっとしたというのが正直(な気持ち)。優勝して五輪につなげたいと思っていた」

能智亜衣美の話「地元の福岡で中学生のころから憧れの大会だった。出られてうれしかったし、結果を出せたことが一番良かった」

  • 優勝した原沢久喜=福岡市博多区の福岡国際センター(撮影・大橋純人)
  • 七戸龍(右)から有効を奪った原沢久喜(左)=福岡市博多区の福岡国際センター(撮影・大橋純人)
  • 女子70キロ級決勝、優勝した田知本遥=福岡市博多区の福岡国際センター(撮影・大橋純人)
  • 女子70キロ級決勝、積極的に技を仕掛ける田知本遥(左)=福岡市博多区の福岡国際センター(撮影・大橋純人)
  • 女子78キロ級決勝、優勝した佐藤瑠香=福岡市博多区の福岡国際センター(撮影・大橋純人)
  • 女子78キロ超級決勝、優勝した山部佳苗は感極まった表情を見せる=福岡市博多区の福岡国際センター(撮影・大橋純人)
  • 女子63キロ級決勝、優勝した能智亜衣美=福岡市博多区の福岡国際センター(撮影・大橋純人)