2016.3.18 05:02

【記者の目】すんなり決定も…選考基準に課題

【記者の目】

すんなり決定も…選考基準に課題

 1時間足らずで選考がすんなり決まった。大きな不協和音はなかった。

 要因は“外部の目”があったからだ。理事会前に、日本オリンピック委員会(JOC)の福井烈常務理事ら、他競技の関係者など外部有識者を交えた16人による原案策定会議を開催。選出された男女6人が五輪代表にふさわしいことを確認し、陸連以外から“お墨付き”を得たことが、結果として満場一致の採決につながった。

 もっとも、今回の選考基準に課題が残ったことは間違いない。記録が低調に終わった男子は4年後の東京五輪を見すえ、将来性を考慮した考えが最初からなかった。女子では派遣記録を突破して優勝した福士に即座の内定が出なかったことも議論を呼んだ。

 選ばれた代表が五輪本番で、どのような結果を残すのか。その成績いかんで抜本的な選考基準の見直しを迫られる。(五輪担当・江坂勇始)